ついに我が家にも3Dプリンターがやってきました!
購入したのは『snapmaker2.0』というものです。
今年の春ごろにクラウドファンディングで知って、ようやく11月末に届きました。
まさかの出張前日に届いた為、今まで触れなかったのですが、ようやく動かすことができました。
この装置の特徴としては、なんといっても3in1の多機能マシンというところ。
3Dプリンター、CNC、レーザーマーカーの1台3役の優れもの。
この装置を買った理由がまさにコレ!
あとは、この軸に使われているモーターが結構良さそうだったから。
とりあえず3Dプリンターの動作確認を行いました。
適当にSTLファイルを作成して、専用のソフトに読み込ませます。
ステージ上の配置や拡大縮小などもできました。
プリント中。
完成。
黒フィラメントだったので、黒猫をイメージしてネコチャンを作りました。
付属のヘラが優秀。
土台もマグネットシートになっていて、剥がして反らしてヘラでサクッといけます。
素晴らしい!
こちらは、同じモデルで出力サイズを100%、150%、200%としたものです。
X,Y平面は上記の拡大をし、Z軸方向は100%で出力しました。
各軸で拡大縮小をいじれるのは何気に助かる。
初期設定では「PLA」と「ABS」の2種類の材料が登録されていました。
こちらを選択することで、適した条件が自動的にセットされます。
PLAが同梱されていましたので、とりあえずPLAで動作確認を行いました。
PLA
ABS
プリントの精度は3段階のプリセットがありました。
高品質をベースにすると、1層当たりの高さが2倍、3倍となっているようです。
あとは高品質になるほど速度がゆっくりになります。
もちろんこのあたりは設定変更ができるのですが、このままでも特に問題無さそうでした。
いじるとしたら、もっと速度を上げる方向に触りたい感じですね。
ファストプリント
標準品質
高品質
3種類の品質で、それぞれプリントしてみました。
プリント時間は下記の時間がかかりました。
- ファストプリント :約10分
- 標準品質 :約15分
- 高品質 :約30分
まず、パッと見たところで縁取りが全然違いますね。
左から順に、ファストプリント、標準品質、高品質、です。
ファストプリントでは2周、標準品質と高品質では5周しています。
積層の細かさは、設定値そのまま表れている感じです。
左から順に、ファストプリント、標準品質、高品質。
曲面や球面のプリントなら高品質が良さそうですが、そうでないならファストプリントで十分かもしれません。
標準品質は、どちらかといえば高品質よりの仕上がりになっている印象です。
あとは、高品質になるほど使用するフィラメントの量が増えるので、若干重いです。
触った感じも、密度が高いような感じがします(実際その通りなんですけど)。
早速仕事で使う治具を作ってみましたが、ファストプリントの精度でも結構良さそうな印象です。
斜面になってる部分も、思っていたより滑らか。
あと、垂直部分も思ったより精度高く積まれていると感じました。
精密機器のホルダーとして使う予定のもの。
こういうのがサッっと作れるのは嬉しいですね。
試作品やちょっとしたものを作るときは、3Dプリンターは本当に便利なツールですね。
今まで一番好きな加工装置はNCフライス盤だったのですが、3Dプリンターも気に入りました!
材料と加工精度に合わせて、うまく使い分けていきたいところ。