◆自分の自給とコスト意識

仕事によっては自分が今どれだけの価値がある仕事をしてるか
わかりにくい場合が多いと思います。
ゲームの制作なんて特にそうです。

まぁなのでコスト意識が希薄になり
作業した時間分頑張ったとか
給料を単純な労働時間で割って
自給100円だとか100円きってるとか言いますが、
実際に自分がしてる仕事はいくらぶんの価値があるのでしょうか?

まぁゲーム制作は部分部分を作っていくので
その部分部分に値段がつかない以上わからないですよね。

難しい問題です。

ただそれでも、自分が代替時間いくら分の生産性を持ってるか
イメージしておくに越したことはありません。

その点、一人で全てを作る職人さんや
仕事をとってくる営業さんとかは数字としてわかりやすいですよね。

でも、できないからしない
じゃなくて、イメージする努力はしましょう。


◆バイトを雇うということ

たとえばバイトでも誰でもできる
コピーだとか、確認作業は自給いくらの仕事だよなと
その場合、1時間にどれだけこなせるのかな?と

例えば、バイトに1時間800円でさせる仕事を
30分でこなすか1時間で倍やれば
単純にその人の生産性は1時間1600円になります。

逆に1時間5000円の生産性のある人が
どうやったって1時間800円以上に生産性があがらない仕事をこなした場合
1時間あたり-4200円のロスになります。

であれば、バイトやとって
必要経費800円で5800円の仕事をした方がいいですよね。
仕事がある限りは。

なんでもかんでも自分でやるから、えらいわけではないです。

人にふったりまかすのもまた生産性をあげるための
お仕事なんですよね。


◆一般的ないい人とビジネスパーソンとしてのいい人

ただ、上にいる人ほどよく気がついて
自分で動ける人だからこそ
自分でやってしまう人も多いという

ちょっとしたことだし頼むの悪いなと考える
通常の生活ではいい人でも
ビジネスではそれが悪にもなりえるってことですね。

ビジネスにとっての善は
生産性をアップさせること
悪は生産性を低下させること

それが全てとはいいませんが
それが基本にあるのではないでしょうか?


◆さらに生産性をあげるなら

ここまではバイトを雇ったり、
下の子に雑務をまかせることで
自分の生産性が落ちないようにする話

ただそれでは自分の生産性をあげようとすると
労働時間を増やすか、超絶レベルアップするか
どちらも限界があるような気はします。

ではどうするか、
自分の時間を使って後輩を育てる
自分の生産性が落ちても
それ以上に後輩の生産性があがれば
チーム全体で生産性があがりますよね

例えば時間5000円の仕事ができる人が
自分の生産性がたとえの4000円に落ちたとしても
自給800円のバイト君を教育して
2000円の生産性を確保させることができれば

800円の必要経費で
6000円分の仕事ができるわけで

教育しないよりも200円分生産性があがります。
そしてそのうち教育の必要がなくなれば
自分はもとの5000円にもどって
7000円の生産性に


◆経営視点に近いところで考えるといこと

まぁいろいろ書いてみましたが
結局のところ生産性をアップさせうってことは
マネジメントの基礎であり
経営視点に近いところで考えるってことだと思います。

あまりにもこういう考えで仕事してる人が少ない気がします。
どうなんでしょうか?

こうやって考えると日ごろの仕事が違って見えるかもしれませんね。