ファイアーエムブレム暁の女神 ユニット評価:ライ | 司法書士のゲームブログ

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ライ

【成長率(%)】
HP魔力速さ幸運守備魔防合計
7030154035551510270


第三部ではやたらと出撃マップが多く、特にこだわりがなければ使う機会は多い。

前作では物語後半で加入し、重要人物だけあり能力も高く、虎と猫のいいとこ取りをしたような優れたパラメータの持ち主だった。本作でもそんな感じで化身時はティアマト以上の力、ワユ以上の技・速さ、ガトリー以上の守備と、数値だけならお助けユニットクラス。ラグズは「非化身時戦闘不可」「非化身時能力半減」「間接攻撃不可」の痛恨すぎる3重ハンデがあるので使い勝手は結局そこそこレベルに落ち着くものの、化身時の戦闘力は頼りになる。

平民ラグズの中では明らかに使いやすい部類で、キサ、リィレと同時加入にも拘らず初期値は抜群に高い。さらにレベルも高いので、そこそこの育成を施すだけで奥義を習得できるレベル30に到達する。ラグズ連合の副大将として前作以上にストーリーで活躍したり、強制出撃マップが多く用意されていたりと平民ラグズではかなり優遇されている。特にめぼしいスキルや個性があったりするわけではないが、単純に能力が高いので非化身時の反撃を利用した育成も行いやすく、普通に強い平民ラグズの優等生。



前作で使い勝手の悪かったラグズを救済するためか、暁ではラグズ用の新アイテム「オリウイ草」が登場。化身ゲージを15ポイント溜めることができるというものだが、以下のような使い方が考えられる。

1. 前線で戦うラグズユニットの化身状態を維持
2. 壁役の化身状態を維持
3. 初回の化身ターンを短縮

このうち、1の使い方はいまいち。間接攻撃のできないラグズは敵フェーズに狙いの的になりやすく、貴重な自軍フェーズにオリウイ草を使って化身状態を維持しても戦闘に参加しづらい。2は、第二部終章のモゥディのように体を張って敵の侵入を食い止める際に少しでも化身ターンを長引かせるための使い方だが、1と違って壁役はこちらから仕掛ける必要がなく、化身さえ維持できればよいためオリウイ草があると心強い。3の使い方もおすすめ。まずは1回化身したら切り込み役として敵陣に突っ込み、他のユニットで間接攻撃ユニットを潰しつつ壁を作れば、戦闘に参加しつつ化身状態を長く維持できる。1ではなく、2や3の用法で運用していくとよい。

もう1つの化身アイテム「化身の宝珠」はその章の間化身状態が解けなくなるというもので、こちらは非常に強力。これを使うだけでその章の間はラグズの三重苦のうち「非化身時戦闘不可」と「非化身時能力半減」の2つが完全に解消されるので、迷わず1ターン目に使うべき。間接攻撃ができないのは相変わらずだが、ラグズユニットは基本的に上限が優秀なので差し引きでようやく並のベオクユニット程度の活躍が見込める。その分希少価値は高く、第四部3章の埋宝、ジフカ、ナーシルの初期アイテムの3つしか手に入らない。1つの宝珠で5回使えるのでのべ15章ぶん。自分が育てている平民ラグズの数と、残りの章数を照らし合わせて温存することなく使い切りたい。



ただし、いかにライの能力が優秀といってもそれは平民ラグズの中での話。ライの初期能力がどれだけ優秀でも上限の壁を破ることはできず、カイネギスを越えることは不可能。猫の奥義「砕破」は力5倍のダメージで獅子の奥義「咆哮」の3倍のダメージを上回るが、いずれにせよ一撃必殺なのであまり意味はない。また、ラグズ用のアイテムは強化されたが王族はデフォルトでスキル「王者」を持つ。化身後即行動に移れるので、その使い勝手は化身アイテムの最高峰である化身の宝珠以上。

平民ラグズの中では上位の存在だが、結局は平民ラグズ。ライほどの能力をもってしても、王族には決して敵わない。ただし、単純な性能ではカイネギスのほうが上でも、ライは第三部から出撃可能。そのまま気に入れば、宝珠を持たせて塔メンバーに加える選択もある。


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