どうやらまた風邪をひいてしまった。
今回は鼻風邪と呼ばれるものであると推測しているのだがやはり咽も痛い。
いちいち病院なんて行くのも面倒なので家でゆっくり寝て療養でもしようと思う。
風邪なんてひくと不思議なもので弱気になる。
コンビニにて晩飯を物色しに行ったのだが弱気な心に突き動かされ、
僕は普段は絶対に選ばないであろう野菜コーナーを閲覧していた。
体がビタミンを欲しているのだろうか…。
やはりどれを見てもおいしくなさそうで、値段を見ても200円台と高額である。
僕は「4種のネバネバサラダ」という中でも小マシな商品を手に取りレジへと向かった。
道中お弁当コーナーで納豆巻きも加え、なぜだかネバネバな晩飯になってしまった。
家に帰宅し、あっという間にサラダを平らげ納豆巻きを頬張って食べた。
その時、とある思い出が脳の奥底から蘇った。
あれは18歳の頃だった。
当時僕は某飲食店のアルバイトをしていた。
その時の先輩に桂八と云う男がいた。
彼は大学4回生で就職活動の真っ最中であった。
桂八はアルバイトが初めてで右も左もわからないような僕の面倒をよく見てくれた。
また自分のミスを僕の責任にし、店主に怒られている僕をあざ笑ったりもした。
驚くほどの適当な性格だった。
僕はそんな桂八を大変慕っていた。
そんな彼も就職活動には大変苦戦していたようで、並み居る企業から不採用の通知の嵐であったらしい。
その就職活動中に試験官からこんなやり取りがあったらしい。
試験官「あなたという人を食べ物に例えると何ですか??」
桂八「… … … 納豆です」
試験官「ほう、一体それはなぜですか??」
桂八「納豆のように粘り強いかと思いまして」
…
…
…
彼はその企業を落ちた。
そんなことを思い返しながら目の前の納豆とネバネバサラダを綺麗に平らげた。
というどうでもいい話。