街中やバイト先で色々な人間に出合うけれど少なくとも俺なんかより余程良い人生を謳歌しているのだろうなと昨今頻繁に思う。

会いたい人にも会えない。行きたい所にも行けない。何がしたいのかも昨今はよく解ってない。家と新宿を往復するだけの生活、休日は出来れば誰にも会いたくないから映画ばっかり観てるか寝てる。ファック。

楽しい事とは何だ。何をしていれば幸福なのだ。何に喜びを感ずるのだ。旅行?飲み会?デート?全然解らない。どこに行っても誰と居たって戻って来なければいけないのはいつだって決まってこの家の自分の部屋だ。飽き飽きしたこの部屋のベッドの上だ。見飽きてしまった、ベランダから見える小さな空を流れる雲や月。

大嫌いな垂れ流しのテレビの音。
鏡に映る大嫌いな顔。
鈍足で進む時間。
強過ぎる白熱灯。
家族で囲む無言の食卓。
中身の無い会話。
何も入っていない冷蔵庫。

貯えのある見映えの良い中流家庭。

お金が欲しい。お金が欲しい。この町を出るだけの十分なお金が欲しい。お金が欲しい。

何故、この時代にこの町で自分として生まれなければならなかったのか。
何故、この国でなければいけなかったのか。
何故、人間でなければならなかったのか。

病んではいない、恐らくただ寂しいだけ。
そんな感情すら下らないと昨今は思うよふぁっく。

みんな幸せそうで羨ましい。


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