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季節が重なれば当然の如く一年を消費したことになり、自分はよく現在とその一年前を比べたりする。

あの日観た映画がDVDリリースされていたり、繰り返し聴いていた曲を全く聴かなくなっていたり描く絵の色調が変化していたり。
はたまたあらゆる価値観が知らぬ間に反転していたり物事に向かう姿勢が慎重で堅実になっていたりと、表面的内面的共に少なからず変化を感ずる。

その変化は果たして、縦に従っているのものなのか横に広がっているものであるのかは未だ解らない。

ただどちらにせよその変化は二十代の青二才のその域を越えるものでない気がするから、歯がゆい。
何が起きたって何を感じたって、体感出来るのは二十一歳のこの身ひとつだけといふ事実が何よりもいたたまれない。

贅沢な感覚だけれど、若さといふものがとっても疎ましい。

どうして端から見る若さは自分も含めて滑稽に映るのだらう。

退廃に次ぐ退廃を繰り返す自分の青年期はそんな感じですー。

優しさが何の役にも立たぬ事にも気付き始めているから少しだけ、暴力的に生きてみたい。