宙に浮いていて、あるようで無い、でも少し存在する。
自分にとって五月はその様な月。
一昨日やっとコンペ用の絵が完成して出版社に郵送出来ました、でも多分通らないだらうな。
本来、もう一枚描いて計三枚送ろうと思っていたのだけれどニ枚目に足を捕られ過ぎて結局ニ枚しか描けなかった。
そのニ枚目も終盤はもう塗ることが義務化して来て半分やっつけでした。
そういう妥協意思は必ず相手に見抜かれるのだよね、何事も。
昨今観た映画
『アイアムレジェンド』
ある男が地球最後の1人になってしまう終末映画。
アクションシーンや見事な無人のNY等の視覚効果、その合間に見え隠れする宗教論は絶えずこちらに疑問を投げ掛ける。
主人公の妻子を出港させる中での奥さんについてのあるシーンとその顛末や、ダークシーカーズの進化等その後の世界を想像させる演出や、思わせ振りな設定が多々あり世界感に奥行きがあって面白い。
作中で怪物シュレックが放映されているが、実はそれが主人公のいない場合のもう一つの世界の結末を暗示しており興味深い。
鑑賞中全く飽きることの無い映画。
そういう意味では秀逸な作品。
『シザーハンズ』
鬼才ティム・バートンとジョニー・デップがタッグを組んだ、御存知ハサミ男映画。
エドワードの住む暗い古城と温かみ溢れる中流住宅との色の対比が見事。
その他、手作り感溢れる美術造形にも一見の価値がある。
劇中何度も示唆される様にハサミ男ことエドワードに投影される姿は、身体障害者。
マイノリティをこよなく愛するティム・バートンさんならではの目の付け所。
ただ、その疑似身障者を描いたこの設定の場合、「幸せな結末ではいけない」という暗黙の了解が働くのではなかろうか。
これでは作中の住民達と同じく、現実の鑑賞者(健常者)の価値観が動くことは無いのではないか。
救いが無く、手放しで良かったとは言えない作り。
あくまで個人的にはいまいちすっきりせず、名作と言えども称賛を送る事をためらう作品でした。
『俺たちフィギュアスケーター』
トップスケーターである2人の男はしかし犬猿の仲で、同点優勝した試合で乱闘騒ぎを起こした末に両者解雇、再起をかけた彼等は2人でペアを組んで試合に出場することに。
コメディの神様ウィル・フェレル主演。
俺たちダンクシューター同様、頭をリセットして観ましょう。
チャズも敵もスケート靴を履いて行う逃亡劇はとにかく見物。
建物内に入った直後の長回しとマスコットにボーガンの矢が突き刺さるシーンは笑った。
ストレスの溜まっている人は直ぐに借りて大笑いしませう。
『ドニー・ダーコ』
精神疾患を患った高校生がある夜、謎の銀色のウサギに出会い「28日後に世界が終る」と告げられる。
夢遊病のせいか翌朝ゴルフ場で目を覚ましたドニーが家に戻ると、自宅の自分の部屋には飛行機のエンジン部分が激突していた…。
複雑怪奇で難解な結末が有名な本作。
自分なりに解釈を繋げてみたもののしっくりこずに解説サイト見たら、なんかもう初見だろうが100回観ようが全てが絶対解らない様な作りだった。
例えるなら謎の猟奇殺人事件の犯人が宇宙人でした!という筋書きの「宇宙人」の部分を想像しろと言われている様なもの。
ちなみにこの映画と宇宙人は関係ありません。
ドニーがいる○○について少しのヒントがあればもう少し解りやすかったかも。
大勢で見て酒の肴にする映画だと思います。
