邦題: 「奇人達の晩餐会」

原題 「LE DINER DE CONS

1998年 フランス映画

ジャンル: コメディー、人間ドラマ(?)


私は、殆どの「分野」(「人生体験」、「友人」、「映画」、「音楽」、「本」、「食」…つまりは全て)について、様々な「ジャンル(無国籍的?)」に興味を持っている。


唯一、「ホラー」や「スプラッター」系のモノには、食(ゲテモノ系)を含み、どうしても進んで体験することが出来ない(笑)…


さて、今回のテーマは、映画。

本来ならば、先に紹介したい、しなければならない(笑)、映画と言うのが幾つか有るのだが、その「作品群」については、他のサイトなどでいくらでも紹介されてるものでもある為、今回は、極力あまり紹介される事が無いであろう(?)作品、でも超強力なプッシュをしたいモノを紹介したいと思う。


この映画との出会いについてですが、本当に「偶然」なモノであった。


映画好き「でも」ある私は、TVガイド系の情報雑誌は手放せないのである。

そして、TVガイドを購入直後に、事前に映画欄を確認しては、常に新鮮なネタ(映画)をチェックしているのである。でも、この映画に関しては、はっきり言って、「ノーマーク」状態だった。

タイトル的には、正直個人的な感情では、あまり惹かれるモノでは無かった。


それでも、縁とは奇縁なり…

ある日、仕事から疲れて帰って来て、いつものようにTVBGV的に点けたら…

この映画が正に始まろうとしていたポイントに出くわした。


最初は、着替えなどをしながら、本当に何氣なく、観始めただけだったのだが、何時の間にか、TVの画面から目を離す事が出来ない状態に陥ってしまったのである(笑)。


物語は?


『金持ちの友人達が集まり、毎週水曜日に行う楽しみ(夕食会)があった。その夕食会のルールとは、各自がその一週間の内に、自分が探して来た「奇人」を皆に紹介し、誰が一番の「奇人(マニアックな人、奇人ぶりを発揮した人)」を連れて来たのか?を競うモノ。


集められた奇人達は、自分達が「笑いもの」にされてるとは知らず、金持ち集団の夕食会に招待されると言う喜びで参加して来るのであった。


毎週、様々なマニアックな趣味を持つ奇人達が集められ、ある意味、金持ち達の「悪趣味、悪ふざけ」とも言うべき夕食会が続いていた…


そして、誰もが、その夕食会で優勝しようと、注目されようと、躍起になって「奇人」を探していたのである。


ある日、主人公は、最強の奇人と偶然に出くわすこととなり、早速夕食会へと招待した所…』


映画の荒筋を読んだだけでは、かなり「ブラック」な笑いを想像するでしょう。

実際、部分的には「ブラック」な笑いは存在してる。


でも、観てる内に判ることなのだが、その「最強の奇人」によって、主人公の「立場」が徐々に逆転されて来るのだ。

それも、脚本がもう、「見事!」としか言いようが無い程に上手く「組まれてる」のである。


笑いのセンス的には、ある意味、私の好きな「香港映画」的な「先が読めるギャグ」にも通じる。

プロット的にも、自然な流れで各種な笑いが登場する。


☆ 簡単に言ってしまえば、悪ふざけの金持ち集団の一人である主人公が、今迄は自分が彼ら(奇人達)を笑いのネタにしていたのが、最強の奇人に会ってしまったが為に、徐々にその立場が逆転していく、振り回されてしまう様相が見事に描かれてる作品。


ポイントの一つが、その最強の奇人が、全て「良かれ」と思って行動したことが、主人公にしてみれば、全て「台無し」にしてしまうと言う事。でも、本人(最強の奇人)には一切の「悪意」は無いのである。


ラストも「感動作」的な感じで終わろうとして、かなり「ジーン」としてしまうのだが…

(「流れ」が上手い!)


笑いのツボ的には、やはり「欧州」的であり、「アメリカ」的な笑いでは無い為、人に寄っては差があるかも知れない。

私的には、かなりツボに入り、観直すとしたら、絶対深夜には観ない方が良いと思った一作品。

(近所迷惑…)


正直、派手な創りの映画では無い。

むしろ、撮影自体、舞台の殆どが、主人公達が「会話」を行う「一つの部屋(家)」である為、きっと撮影費的にはあまりコストが掛かってないモノなのだろう(失礼)…


翌日、早速購入しようとショップに向かったが、その時は、残念ながら見付ける事が出来ず…

余計に「観直したい欲求」が出たのを覚えてます。


余談:

何やら、この映画を氣に入り、スピルバーグが「リメイク権」を獲得したとの事ですが…

何時ごろ公開する予定なのだろうか(ソコまで不勉強で申し訳ない…)?


とにかく、笑い、感動、ヒューマン・ウォッチ的、突っ込み所満載な、かなり御勧めな一本です。


この映画を観た感想についても、意見なり、聞ければ嬉しい限りです。



では、次回の「ネタ」迄、楽しく、実りの有る時間を過ごしましょう!