軟調、売り先行後は手がかり乏しい | 今日の株式見通し

軟調、売り先行後は手がかり乏しい

きょうの東京株式市場で、日経平均は軟調な推移が見込まれている。米リセッション(景気後退)懸念の高まりから前週末の米国株が大幅安になったことを受け、週明けの東京市場も売り優勢となる見通し。

 日本株の割安感などは下支えするとみられている一方、ユーロ安を背景とした輸出株売りに押されやすいという。特段の手がかり材料に乏しいなか、日中はアジア株や為替の動向次第とみられている。  

 日経平均の予想レンジは8800円―8950円。

 2日の米国株は大幅安。朝方発表された8月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の増加数がゼロとなったことを受けてリセッションへの懸念が強まり、主要3株価指数はそろって2%を超えて下落して終了した。連邦準備理事会(FRB)が景気てこ入れに向け追加刺激実施に踏み切るのではないかとの期待があったものの、今回の雇用統計を受け、FRBの刺激策だけでは米経済が抱える深刻な問題は解決できないとの懸念が出てきたという。前週末の米株大幅安を受け、週明けの東京市場では売り優勢が見込まれている。

 東証1部のPBRが1倍水準と引き続き割安圏にあることが下支えする一方、外為市場の円高基調が重しになるという。「特にユーロ安を背景にソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)やキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)など主力輸出株が売られやすく、指数の押し下げにつながる」(準大手証券)と指摘されている。ただ、日中は手がかり材料に乏しく、アジア株や為替にらみの展開になる見通し。今晩の米国株式市場がレーバーデーで休場となるため、値動きは限定的と想定されている。

 個別銘柄ではファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)が注目される。同社は2日、8月の国内ユニクロ事業の既存店売上高が前年比9.4%減になったと発表した。5月以来のマイナス。 既存店の客数は同10.6%減、客単価は同1.3%増だった。低温の影響で夏物販売の動きが鈍かったという。