義弟の一人が独身時代から
長く市議をしていた関係で
選挙時には、陣中見舞いや
( 嫁の実家から誰も応援に来ない
のは体裁が悪いと、妹に泣かれ…
そしてその際には、何某か
を包まねばならんかった。 )
幼かった甥の世話をしに、出かけた。
甥を背負い、ママコートを着て
( そう言えば、今時そんな
格好のお母さんて見ない )
選挙カーで出陣する前の
「 鋭、鋭、応ーー!! 」
な、ノリをボンヤリ眺めていると
何処からか ほら貝の音が
聴こえてくるようで、思わず
脳内で一人、爆笑して
しまったものである。
身内を悪く言うのはなんだが
私はどうも、この義弟の
政治活動が好かんかった。
市長を目指し、ゆくゆくは国政
に打って出る腹積もりでいたが
どんな政治がしたいのか
具体的な理念が見えない。
昔、某大物政治家の下で
鞄持ちをしていたのだが
その大物が失脚させられると
さっさと離党。自分は一切
関係ありませ〜んという顔。
結婚式にも、わざわざ
箔をつける為?祝電を
送って貰っていたのに
冷たいもんだ。
いっそのこと、
妹と離縁してでも、オレは
センセーを信じついて行く!
と、言ってくれたなら
応援出来たかもしれん。
いかにして、いい金ヅル
否、後援者、を掴むかが大事で
( 選挙にカネがかかりすぎる!)
市民の皆さま?のため?ああ
そういやそうでしたね議員て…
ってな感じが透けて見え過ぎ
シラケた思いがしたものです。
尤も、大方がそんなもん
なのでしょうけれどもね。
市長選に敗れ、引退しましたが
申し訳ないが、それで良かった
のではないかと思っています。
名前を検索すると今も
活動の様子が出てきて
「 現在の市政の有り様に疑問を
抱き、このままではいかん、と
市長選に打って出る覚悟をした 」
なぁんて、書かれてありますが。
その、当時の市長の地盤を引き継いで
立候補する約束を取り付けていた訳で。
相手を選んでペコペコする、
嘘つきばかりの世界の中に
甥をこれ以上置いておきたくない。
( 甥も、小学生のうちから
ペコペコ祭りに、何の疑問も
持たず、参加させられていた。)
たかが市政であんなんなのだから
国政となったら、どんな魑魅魍魎
が跋扈するのでありましょうかと
いち小市民のワタクシは
恐ろしくてなりません。