水面に浮かぶ水銀の月

水面に浮かぶ水銀の月

下級役人から見た、教育現場の内実や子ども達との日々を、愛を込めて発信しています。

天罰は無いが因果応報

というものはある、と


韓国もののBL漫画に

そんなセリフがあった。

( ↑『 PAYBACK 』)



え、BL?とそこは

ひとまず置いといて。ニコニコ




この ❛ 因果応報 ❜ という考えが

アジア圏、こと日本に於いても


福祉の発展が進まなかった原因の

一つにある、とする説を昔聞いた。



親の因果が子に報い。

要は自業自得、的な?


障がいも、先祖の『 業 』

とされてしまっていた、と。




息子のアトピーが酷かった頃、


私も見知らぬ宗教関係者から

そのようなことを言われた。



天罰があるならそれは犯した

本人にどうぞ!と、思うけど


中々世の中そうもならないから


だから、「 天罰は無い 」って

冒頭のセリフになったのかな。





で (?)、BLですが。



その手の分野は、私の中では


『 風と木の詩 』(竹宮惠子先生)

で、完結しちゃっているもので


新規開拓はして来なかったのだけど。



ブック○フにて、BL本を立ち読み

しているオバチャンがけっこういる


と、ある日気がついて。



どんなものかと、ものは試しに


Webtoon発祥元の韓国ものを含め

デジタルで色々読んでみたとです。 




黒猫しっぽ黒猫からだ黒猫あたま本 




韓流ドラマと同様、韓国ものに

とにかく出てくる『 貧富の差 



住む場所にさえ困る、貧しいが

見た目も心も美しいヒロインと


大富豪との、シンデレラストーリー。

BLにあってもそのテーマは健在で。



階級差は必須条件みたいだけど

それがないと盛り上がらない?


日本ものの方が、バラエティに

富んでて繊細な味わいがあるぞ。





映画 『 パラサイト〜  』公開時に


半地下でさえも、高くて住めない

人もいるという話が出ていたけど


富豪に見初められでもしない限り

そのような環境から抜け出せない


そうした人達が多くいる、のが

現実としてあるのかもしれない。





人から優しくしてもらうと

不甲斐ない自分を自覚して

自己嫌悪に陥ってしまう…

( 『 ピザ配達員とゴールドパレス 』)



作中の不遇なヒロイン?! の

そんなセリフを目にすると


何人であっても人の心情に

そう大きな違いはない、と


思わさせられる。



尤も、あちらのことわざには

かなりヒドいものもあるので

 「女は三日殴らないと狐になる」とか 💦


どちらの面もあるということか。

( 因みに本記事タイトルもあちらの諺 )




北の子ども達が、韓流ドラマを観た

というだけで銃殺された、とされる


先月のニュースが本当だとすれば


今の所はお互い、そこまで落ちては

いないと慰めるしかないのだろうか。



https://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2024071180019



蛇足でありますが韓国イケメンは

どの漫画でもガタイ良く筋骨隆々。


現実の韓流アイドルだって

化粧の下には逞しさが覗く。



日本は既にあちらのカルトに支配 

され残念な状態になっているけど


どちらにしても戦争に

なったら敵いませんね。真顔




https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e9f8612647c20b9f5fef03e9ab7b908685a61189




子らの使う言葉で、未だ

馴染めないものの筆頭が


『 チート 』である。




「 あ、言っとくけど、センセ。

 チート じゃあないからね。」




初めてこう言われたとき、


何を言っとかれてるのか

さっぱりわからんかった。



 けど、


当然のように言われたもので

意味を聞き返すことも出来ず


曖昧に頷き、やり過ごしてしまった。

 

 凝視?



ザックリ言うとイカサマ?って

ことらしいけど ( 合ってます?)


ゲームでイカサマ?って??

と結局、よくわからんまんま。





短期間のブームで終わったが


「 ひき肉で〜す!」


もまた、おバカな男子達が

そろってやり始めた時には


何が起こったのか全く

ワケがわからんかった。

 

 真顔??



本当に面白くてやっていたのか

面白いと思わさせられてたのか?



一斉に始まって一斉に引いていく。

子どもらはあっという間に飽きる。


コンテンツを提供する側は

どんどん過激になっていく。





何を面白く感じるのか、は


世代によってこうも違って

くるかと、怖くなったのが


2017年初リリース以来、


課金や暴言、仲間外れ問題等々が

取り沙汰されながらも人気は続く



『 フォートナイト 』




「 え、ゲームのストーリー?


そんなの無いよ〜ゲラゲラ笑い装備とか

曲はカッコいいけど、まぁただの


人ご○しゲーム だから。」




  ……え、それ面白いのか?と聞くと



「 あーー 、そうねぇ。


 ストレス発散?的な?」



低学年の、大人しそうな

子までもが、笑顔で言う。




ヒトを撃ってストレス発散…!? 




年齢制限が設けられても

日本はその辺ユルいしな。


アメリカ様発祥のものだし。



そうして洗脳されていくうちに

実戦でも抵抗が無くなりそうだ。





ハギーワギー の絵、

 描いてよセンセぇ〜 キラキラ 」


お子にせがまれ、何のこっちゃ?と

検索すると、ヒト喰いモンスター。



子どもたちはもう、人くい設定を

自然に受け入れ、面白がっている。




鬼滅が大ブームだったとき、


「 鬼滅は残酷だから見ちゃダメだ

って、お母さんが。だからアタシ、


義勇くん推しラブラブ だけど、話の内容は

知らないんだ〜」と言ってた子がいた。



鬼滅も一言で言えば、人を

喰う鬼と闘う話だからね。


うちは見せません、という

判断があってもいいと思う。



そもそも、もともと吾峠先生の

作品は小さな子向けではないし


万人受けを狙ったものでもない。

万人受けにさせられたんだろう。





洗脳と言うと、学校ばかりが

槍玉に上がりがちだけれども


一番影響力があるのは

身近に溢れるエンタメ。



人ニク団子を面白がり、ゲーム

とはいえ、撃つ対象は人になり


現実の世界にあっても簡単にこう言う。



「 別に自分、いつシんだっていい 」






無碍に亡くなったご先祖様達

の嘆きが聞こえてくるようだ。




どっしりと落ち着いて、泰然とした

風体だったそのは近所の顔だった。



夕刻になると、マンションの

一階にある焼き肉店の子らが


「 ジュッリア〜ノ!ご飯だよー 」


と、彼(彼女?) を呼ぶ声が響く。




野良猫に寛容な地域だった。




妊娠中だったこともあって、私は

遠巻きに眺めるだけで、近寄らず


声をかけることもしなかったのだが

実は、猫は怖くて苦手だった。特に


あの、全てを見透かしていそうな瞳が。





自称、『 猫に育てられた男 』だった

夫は、ジュリ( 我が家での呼び名 ) に


何某かを与えたりして

可愛がっていたのだが


私と夫が二人で外に出た時には

ジュリは一切姿を現さなかった。





ほんの僅かしか暮らすことなく

その地域から越すことになって


お腹が大きくなった私だけ先に

実家に帰ることになった、前日。



一人、買い物から戻ると

階段近くにジュリがいた。



 いつも無視しちゃって悪かったな。

 ごめんね、ジュリアーノ。元気で…



そんなことを、心の中で呟き

呟き、階段を上ろうとすると


ジュリがサッと私の横を通り

抜け、階段を上がって行く。



 馴染みの家にでも行くのかな?



別段気にせず、慎重に

階段を上ろうとすると


数段上にいたジュリが


フッと立ち止まって

クルリと振り向いた。



 そして



私が追いついて来るのを

見守るようにして、また


数段先を行って、振り返る。




 … あれっ?



まるで、誘導してくれているか

のように、先を行き止まっては


振り返る様子に、ドキドキしてきた。




 そうして、



それまでに一度も私に近づかず、後を

ついて来ることもなかった、ジュリは


たくさんある扉の中から


夫と暮らす家をちゃんと

選び、ドアの前に座ると


風貌に似合わぬ

可愛らしい声で


「 にゃあ。」と鳴いた。





「 あ、あの、ちょっと待っててね!」



震える手で鍵を開け、煮干し

とミルクを慌てて用意すると


そんなに慌てなくたって、大丈夫

ですよ〜(笑)とでも言うように


玄関前でジュリは静かに座っている。



恐る恐るジュリの頭を撫でた。

猫に触ったのは初めてだった。





食べ終えて、静かに去ったジュリは

その後姿を見せることはなく、私も


その土地から離れてから

もう、30年以上が経つ。




あの時、お腹にいた息子は


どこに行っても何故だか、

異常に吠えられる… と苦笑する。




例え、走行中の車内であっても


轢かれた猫を見つけると

道路に飛び出し拾い上げ


お墓をつくっていたらしい、夫。



そうして弔ってもらった猫たちが


息子の背中を守ってくれて

いるのかもしれない、と思う。




ジュリも、何らかのネットワーク


きっと、私たちのことが

わかっていたに違いない。





あの厳かな、ジュリの仕草を

思い出すにつけ、やはり猫は


私にとって、可愛がりの対象ではなく


『 おそれおののく 』


畏怖の存在、なのであります。




「茶番」視察を復活させた

現場は猛暑の中、大忙し。



授業を乱す、目障りハッお子

不出来汗お子は別室に集められ


お偉いサマ方の目には

触れないようにされた。真顔




かつて、別の現場で


アイツを人目のつく

 場所に出すなッ!!」と


職員達を恫喝した代官長がいたが

保護者からは穏健派に見られてた。



『 立派さ 』を求められる職場ほど

が深いのが、現実。残念だけど。泣 





視察が来ようが研究授業だろうが


別室に集められようが、一つ所には

いられないのが、私の担当するお子。



「 暑くって、やってらんないよね〜 」


と、廊下に置かれた冷風機

の冷えた風雪の結晶を浴びながら


キャッキャ笑いと一緒に笑っていると


かつての現場で一緒だった

見知った顔が近づいて来た。




 あー、御出世なさったね〜

 親御さんも元校長だしね〜



お久しぶりでぇす、なんて

言いながらも過去のヤラカシ気づき

を、知っている身としては


可笑しくって仕方がない。




❛ 委員会 ❜ と言ったって


マトモな指導ができないからこそ

ソッチに回される人もいるからね〜



 教育業界の魔訶不思議 ニヤニヤ



ちなみにお子は、声をかけられても

まったく反応せず、無視だった。口笛





美は細部に宿る、と仰ったのは

のお姉サマであっただろうか?



 『 事実 』もまた、然り。



お子さんが受けている教育を通じて

「国」の意向をよくよく読み取って。


個性 ❜ や ❛ 主体性 ❜ なんて

全然求められてないからね。笑い泣き




渋谷の交差点で、見知らぬ誰か

に抱きしめられたことがある。



一緒にいた友人によると、その

誰か女性だったらしいのだが


私は友人の方を見て喋っていた

ので『誰か』の顔を見ていない。



フッと、首に腕を回され

ゆっくり抱きしめられて


「 会いたかった… 」と

耳元で小さく囁かれた。



ゾッとした。



足がガクガクし、相手の腕を

振りほどいて逃げてしまった。



『 人間じゃない 』


感じがしちゃったのですよね。

何の匂いもしなかったからか。



体臭も、香水や化粧品の

匂いも、何もしなかった。


でも友人にも姿は見えていた訳

だから、だったのだろうけど。



「 みなもに向かって真っ直ぐ

歩いて来てたから、てっきり

知り合いなんだと思った。」


なんて聞いたら、余計に怖くて

動悸が数日間も治まらなかった。




イタズラにしては静かすぎて

痴女!?という感じでもなく


人見知りを直す為の修行?

でもしていたのだろうか?



もしも前世で何か関係があって


本当に、私に会いたかったのだと

したら、邪険にしてごめんなさい。






新一年のお子の歌は、絶好調。





「 トゥットゥらり、タリ〜

♪ トゥットゥらりッタリ〜


 らるらるリルらり〜 ♪♪ 」



相変わらず何の歌だか

わからないけど、時々


「 あなたとコンビニ

 フ○ミリーマート♪」


なんてのも挟まっていて可愛い ニコニコ飛び出すハート




見た目も可愛い子なので

女子からよく触られてる。



「 ○くん、かわいいね〜ラブラブ


と、ほっぺをツンツンされたり。



でも本人は、まったく無視。

当然ながら目も合わせない。



時折男子からも触られてる。

ただ、男子は触り方が荒い。



「 ○くぅ〜ん ラブ 」と

腕をガシッと掴んだり。


ほっぺたをギュウ〜ッ

と両手で挟んできたり。



これにはさすがに、日頃

無反応のお子も泣き出す。




青鬼が来たーハッ大泣きピリピリ 」







真顔 青鬼…かぁ。 彼にこの世界は

どのように見えているのだろう?



ボンヤリとしか映ってない気が

するんですよね。なんとなく。


そんな中で、怖いよな。

いきなり強く触られたら。



「 もっと優しくね、」と

周りの子には言ったけど。



…でもなぁ。




優しく、だったけど怖かったもの。

理由がわからず突然触られるのは。


痴漢とはまた違う怖さだった。


 なんて表現が出てきたの

だから、彼も恐怖なのだろう。



親御さんは、周りの子達が

構ってくれるのは有り難い、


と仰っているけど…




お子の表情と、周囲の子らの

屈托のない無神経さとの間で


板挟みの私は、ちょっと複雑です。