ヒラリー ハーン:モーツァルト ト長調ヴァイオリンソナタK301

さて、モーツァルトの交響曲といえば、ト短調の40番、そして、ヴァイオリンソナタといえば、ホ短調のk304に人気が集中するのは、マイナー好きの日本人に関しては仕方のないことだと思います。

 

確かに、K304のほうが、やや悲劇的なストーリー性すら感じさせ、曲の構成面でも明らかに優れていることは認めざるを得ません。

 

しかし、このK301ト長調のヴァイオリンソナタ、まるでべートーヴエンのヴァイロリンソナタ「春」を感じさせ聴けば聴くほど心が温まってきます。やっぱりモーツアルトの最高峰の傑作と言わねばならないでしょう。

 

 ヒラリーハーンさん

そして、今一番注目されている凛とした美しいヒラリーハンさんが演奏されているのですから、これ以上何を望むということでしょう。

 

それでは、ライモンディ―さんが演奏するK304 ホ短調も聴いてみてください。