Miles Davis Qurtet Plays "Foot Prints"in Sweden
さて、このフット プリンツは、マイルスが最も輝いていた1960年代中頃CBSレコードから発売された「マイルス スマイルズ」というLPレコードの中の1曲で、マイルス通によれば、確実に五本の指に入る名曲なんです。
ただ、この曲の作曲は、当時マイルスグループに入ったばかりのテナーサックス奏者、ウエイン ショーターなのです。この名曲を、スエーデンでファンに直接披露したわけです。
それでは、パーソネルを紹介しておきます。
トランペット:マイルス デイヴィス
テナーサックス: ウエイン ショーター
ピアノ: ハービー ハンコック
ベース: ロンカーター
ドラムス: トニー ウイリアムス
マイルスの大きな特徴として、レコードにおいてはもちろん、ライブでは、レコード通りには決して演奏せず、非常に熱いパフォーマンスを我々に直接示してくれるのです。
こういうことが、モダンジャズプレーヤーの大きな魅力の一つになっているわけですね。
演奏に関して言えば、トランペットのマイルスの場合、トランペットの音、アドリブの質ともに完璧ですし、ショーターのーテナーサックス、先輩のコルトレーンに負けてたまるかという意気込みで、低音を駆使した存在感のあるパフォーマンスを展開しています。
そして、モード手法を完全に身に着けたハンコック、クール過ぎるピアノプレイが我々の心を鷲摑み
マイルス デイヴィス ウエイン ショーター ハービー ハンコック
さいごに、改めて申し上げるのですが、マイルスをめぐる最高の仲間たちは、第一次黄金時代の、テナー:コルトレーン、アルト:キャノンボール、ピアノ:エヴァンス、
ベース:ポールチェンバース、ドラムス:ジミー コブ
そうして、第二次黄金時代と呼ばれるショーターの今回のメンバー達と断言して差し支えないと思います。