Miles Davis Quintet play Freedom Jazz Dance

さて、まずパーソネルを紹介しておきましょう。先のフラメンコスケッチとは違い

マイルス第二期黄金時代のメンバーになります。

 

トランペット:マイルス デイヴィス

 

テナーサックス:ウエイン ショーター

 

ピアノ:ハービー ハンコック

 

ベース:ロン カーター

 

ドラムス:トニー ウイリアムス

 

このフリーダムジャズダンスは、マイルスグループの作曲ではなく、エレクトリックサックス奏者エディーハリスによるものです。

 

そして、このメロディーラインもやや無機的で新しい感覚あふれるものになっています。まさに過去の作品を殆ど引きずらないマイルスにふさわしい作品になっていますね。

 

ショーターは、この時すでに自分の音楽を確立していますし、レニートリスターノを思わせるクールなハンコックのピアニズムは、聴く者の耳を釘付けに。

 

そして多彩でスケールの大きなトニーウイリアムスのドラミングは、やっと二十を越えた若いドラマーのなせる技とはとても思いません。

 

 Miles Smiles <見事な韻を踏んでます>

普段はほとんど笑わない、マイルスデイヴィスの顔に微笑みが浮かぶのも当然です。

 

 

 

 

 

是非リズムの微妙な変化にご注目ください。ここで、初めてマイルスは第二期黄金時代に突入したわけです。