Tony sings Something coming

さて、史上最高のミュージカル映画映ウエストサイド物語では、15曲ほどの極めて優れた曲が歌われます。それらは、ハッキリ言ってしまえば、大変評判の良いミュージカル「南太平洋」や「サウンドオフミュージック」と比べ2ランクほど上と言ってしまって構わないと思います。

 

作曲は、レナードバーンスタイン、彼は、音楽の規則、形式、いわゆる楽典に関しては、カラヤンとともに100%身に着けている指揮者ですね。作曲者としても長い交響曲などは書きませんが、マーラーに準じる実力があると思います。

 

調性、音の間隔(音程)、リズム感覚何をとっても彼を追い抜く指揮者はいないでしょうね。とその証拠に彼が作曲した、トゥナイト、マリア、クール、アメリカ、このサムスィンカミン、そしてサムホエア、60年たっても微塵も朽ちることはございません。

 

そして、モダンジャズ、ロック等、クラシックだけにとらわれないところも彼の強みです。

 

作詞者は、これまた米国に於ける超一流作詞家、スティーヴン ソンドイムが、」責任をもって携わっているのです。歌詞は、いわゆる韻文です。

 

日本の俳句では、季語が必要なのと同じく、欧米の伝統的な名曲は、必ずといっていいくらい、韻を踏んでいます。朝ドラで大流行しているOn the sunny side of the streetも同様です。

Tony sings "Something coming"

ここで、1分10秒あたりからの歌詞を抜き出してみましょう。

Around  the corner,or whistlin' down the river ,Come on deriver  to me!

(贈り物は、その曲がり角から、それとも僕が良く口笛を吹く川べりで?神様、僕の下にまちがいなく配達してください。 それは、8時間後gに実現します。 トニーは、体育館で行われるダンスパーティーでマリアと巡り合うのですから。 そして、River Deriverで、見事に韻を踏んでいますね 。