ウインブルドン初戦:大坂なおみ選手VSプティンツァ選手

確かに大坂選手、女子選手では一二を争う高速サーブとストロークの強さを兼ね備えていると思います。しかしながら、どんな球でも打ち返してくる、しかもいろいろな打ち方を見せる選手、今回では、相手のプティンツア選手の芝を見越したスライスショットが抜群の効果を上げていました。そして、惚れ惚れするようなドロップショット。おもえば、優勝した全豪でも、一回戦このようなタイプの選手に苦しめられました。又全仏でも決して強そうではない選手に粘られ結局敗退。大坂選手のウイークポイントは、このような点にあるのではないでしょうか。

嘗てのスーパーテニスプレーヤー、たとえば、セリーナウイリアム選手やシュティッフィ 選手など、ことごとくこのようなタイプの選手も打ち破ってきました。その中には、ライジングボールを駆使し丁寧な試合運びをする伊達公子選手もいました。また、彼女相手が自分の思い通りにならないと不用意なミスを連発してしまう傾向にあります。この辺の落ち着いて丁寧なプレイは我が錦織選手から大いに学べると思いますがどうでしょう。

大坂なおみ選手

今回の初戦敗退は、天からの試練と割り切って、夏の終わりの全米オープンで活躍してくれることを期待します。野球の大谷選手と並ぶスポーツ界の逸材であることは間違いないのですから。