マットモンロー:ロシアより愛をこめて

         短編小説 : ロシアより愛をこめて

映画ファン、80%以上の人が、007ボンドシリーズで、(1) 最高のジェームスボンドは?

(2) 最高の作品は? (3)最高のボンドガールは? という質問に対して、それぞれ、

ショーンコネリー、007危機一髪、ダニエラ ビアンキと答えている。さもありなんである。

 

(1)に関しては絶対的なもので他のボンドに大きく水をあけている。

 

(2)に関しては、対抗馬としてゴールドフィンガーが挙げられるだろう。グレート東郷みたいな、用心棒が扱うコンクリートの柱まで破壊する帽子に我々観客は恐怖の底に落とされたものである。

 

3)に関しては、動画でご覧になってわかると思いますが、ミスユニバース世界一か二位のイタリアの女優で、あの、シャロンストーンをもっと洗練させたような桁違いの美人です。

 

この映画が封切られた1964年頃、当時の映画雑誌の人気投票で、ヘップバーン、クラウディア カルディナーレ、カトリーヌ ドヌーヴなどを抜いて堂々のチャンピオンになったと聞いています。

 

     ダニエラ ビアンキ        ショーン コネリー

日本のシリーズ物の映画ではやはり寅さんですが、2位はもちろんこの007であることは言うまでもありません。

当時映画全盛時代でしたから、この007シリーズの経済効果は、今に換算して1兆円、現在のソニーのもうけを越えるとのこと。

 

さて、この007危機一髪の主題歌”ロシアより愛をこめて”を歌える歌手は、新宿から上野まで響かせることのできるバリトンの声の持ち主マットモンローを置いてほかには考えられません。

 

実に見事な歌いぶりで多くの老若男女を魅了したものです。