フルトヴェングラー=ウイーン:ベートーヴェンエロイカ(一楽章)

ウイーンフィルが奏でる音は、重厚でやや暗めですが、フルトヴェングラーの思い、あるいは意思が団員全体に貫かれている気がします。カラヤン、バーンスタインの演奏も非の打ちどころがないような演奏に感じられますが、あのベートーヴェン命の政治思想史東大教授 丸山真男が、どうしてもカラヤンなどの当時の新しい指揮者に満足できず、頑なに拒み続けた気持ちもわかるような気がします。ベートーヴェンはフルトヴェングラーじゃなければダメなんだと亡くなる前までおっしゃっていました!

                  フルトヴェングラー

そして、この交響曲3番でベートーヴェン自身、交響曲の作曲方法を確立させたのではないかと思います。