田代みどり:パイナップル プリンセス

1960年になると、日本は高度成長期に入り、消費活動は非常に活発になります。三種の神器と呼ばれた白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫はもちろん、裕福な家には、ステレオまでありました。

それがなくとも、ポータブルレコードプレーヤーはすべての家庭にあったといっても過言ではないでしょう。したがって、330円で買えるシングル盤は飛ぶように売れました。そこで爆発的に売れたのが、小学6年生でデビューした田代みどりさんです。アメリカで大ヒットして,ビルボードの1位に輝いたパイナップルプリンセスを、日本語の歌詞で歌ったのが、我が田代みどりさんなのです。

田代みどりさん            オリジナルは、ネットさん

ちなみに当時オリコンなんてものがありませんでしたから100%確実とは言えませんがこのシングル盤4年間で1億枚売れたのではないかという報告もあります。それほど当時の小中高校生たちはこの歌に夢中になっていたのですね。クラス会でパイナップルプリンセスと歌うのは、野暮の骨頂でよい子はみなパイナプリンセスと歌ったものででした。

それでは、アネットさんが歌われるオリジナルヴァージョンも鑑賞してくださいね

Annette sings Pineapple Princess

はじめに田代みどりさんの場合は、1000万人程の日本人が、記憶してくれているので問題はないのですが、オリジナルを歌っておられるアネットさん、日本人では、明治生まれのわたくしくらいしか、彼女のことを知らないでしょう。私もこの年齢ですから老い先十分とも言えません。これではあまりに寂しすぎるので、この動画をしっかりご覧になってこの奇麗なお姉さんでもあるアネットさんを、頭の片隅に置いていただければブロガー冥利に尽きるというものです。