山本潤子:竹田の子守歌 

この竹田の子守歌は、京都地方の古い民謡だそうです。被差別部落の少女が、まだ年端も行かぬうちに子守りとして奉公に出され、実家は隣村にあるというのに帰ることができない悲しみと日々の労働のつらさを歌ったものだと聞いています。

              山本潤子さん

こういった差別意識は、前の東京オリンピックまで根強く残っていたような気がします。 それが、国を挙げて、改善に向かったのは、結局平成に入ってからでしょう。差別意識をもって自分を特権化するなどもってのほかで一種の犯罪とも言えます。こういった振る舞いを厳に慎まなければならないことを若い人に伝えておきたいと思っています。