Beatles play "Roll over Beethoven" もちろん、この曲ロールオーヴァーベートーヴェンは、1950年代の中ごろ、ロックンロールの父、チャック べりーの記念碑的大ヒット曲だ。

 

そもそもビートルズは、ストーンズのミックジャガーやキース リチャードあるいは、ヤードバーズのエリック クラプトンのようにブルースやそれに派生した、ロックンロールにのめり込んでいたわけではない。

 ジョージ(A)                            ジョージ(B)
イギリスの伝統音楽にも目を向けていただろうし、彼ら独自の聴衆を意識したポップ色の強い作品も沢山作っている。かといって、そのような伝統的なロックやブルースを無視していたわけでもない。
 
その証拠に、このロールオーヴァーベートーヴェン、のっぽのサリー、カンサスシティーなどのヒットを飛ばしているではないか。リンゴなどは、古き良き時代のカントリーアンドウエスタン、マッチボックスなども歌っている。
 
 
私が言いたいのは、ビートルズという存在は、他のブりティッシュのグループに比べ遥かに守備範囲が広かったということだ。さてこのライヴを見て、気付いたことがある。ここでは、ヴォーカルでもギタープレイでもジョージがイニシアチヴをとっている。
 
ギターのメロディー演奏もなかなかのものだ。今まで、彼は、やや影の存在だと思われていたが、決してそうではないと思いたい。それから、この時ドラムはリンゴではない。
 
この時まだビートルズのメンバーでなかったとは考えにくいので、きっと体調を崩していたのだろう。