Naomi Chiaki sings Red Elegy
この曲は、決して大正ロマンの歌ではないと思います。歌詞も昭和余年、つまり昭和4年、
大恐慌時代をイメージしなければならないでしょう。
そしてこれは、さくらと一郎の先輩カップル、幸子と一郎の悲しみと、絆の深さを歌ったものです。 赤色エレジーというタイトルから、破綻してしまった社会主義者のカップルかと最初は想像しましたが、恐慌による没落貴族の息子と娘と捉えると辻褄が合いますね。
伝説の歌い手ちあきなおみさん 幸子と一郎
”お布団も一つ欲しいよね”と聞いて、溢れる涙をこらえることができる人は、何人いることでしょう?
それにしても、ちあきなおみさん最高っすね。とりわけ、ボレロを感じさせる小太鼓のドラミングをバックにして囁くように歌われる彼女を聴いて偉く心を動かされたことは言うまでもありません。
改めてこれから真人間として生きていかなければならぬとマジに思ってしまった次第です。
これを鑑賞した友人の、フォークナーさんは、Extraordinarily marvelous! とやたらむずかしい単語を使って、称賛したみたいです。
無論、あがた森魚さんが歌われる「赤色エレジー」も素晴らしいので、ここアップロードしておきますね。
Morio Agata sings Red Elegy