三日前、家具のニトリで、一脚の椅子を買いました。

背もたれが高く、ひじ掛けが付き、おまけに、レバー付きで、無段階に、高さ調節もできます。今まで使っていた椅子より二回りばかり大きく、
座り心地は、比ぶべくもありません。

第一、座り心地など一度も意識したことはありませんでしたし、椅子の存在自体もとるに足らぬ道具で、歯牙にもかけていませんでした。

 

            Chair 
   

まあ、高価なアンプを買った時には、そのもの自体の存在を意識しますが、たかが、6000円の椅子の存在が、印象付けられるとは思ってもみませんでした。

一種の心地よさを提供してくれたからでしょう。普段は、机の前に置いて、本を読んだり、ノートパソコンでブログを書いたりしています。LEDのスタンドの光の具合もちょうどよく、
心なしか、仕事がはかどるようです。

もう一つの使い道は、オーディオ装置の前に椅子を移動させレコードをゆっくり聴くことにあります。私のオーディオ装置は、床から
メインアンプ、その上にプリアンプそして、ベルトドライブのレコードプレーヤーと積み重なっています。


レコードプレーヤー...プリアンプ..............メインアンプ

 

 

 


そして、120㎝の間隔で小型スピーカーが並べられています。その、アンプから150cm後に椅子を置くわけですが、二等辺三角形を形成していますよね。 これが、一番のリスニングポイントとされています。

そして耳と高音用スピーカーの高さが同じということが理想ですから、それは、この椅子のエアーダンプで容易に調整できるわけです。それに左側には、階下の冷蔵庫まで行くのは、面倒くさいので一か月前、
一辺が、40㎝くらいの小型冷蔵庫を購入。

ちょっとした食べ物、飲み物を、を収納でき、氷も作れます。運転音なし、中国製、¥13500で立派な仕事をします。おまけに、巨大なさいころの形状なので、上面が、白いテーブル面になっています。そこに、ウイスキー瓶氷が入った容器チーズサラミが乗った小皿、 レコードを聴く、シチュエーションを作れるのでrす。

昨日は、水割りを嗜みながら、
ブラームスの4番シンフォニーを心行くまで堪能しました。今までの椅子では、マーラーブラームスの長い交響曲は、何か疲れを感じ、なかなか全楽章を通して聴けませんでした。

しかし、今回は違います。本当に快く聴けました。これは、
新しい椅子のおかげだと言わざるを得ません。 よく、流氷の景色を眺めていたら世界観が、変わったという人がいますが、どうしてもその感覚が、理解できませんでした。

自分でも、常々、論理的人間と思っていましたが、今回はちょっと違い、自分の中の感覚、或は、
精神的何かが、変わってきているのかなと感じられるようになりました。このブログが終わったら、ビル=エヴァンス+ジム=ホールのピアノ&ギターのデュエットマイ ファニー ヴァレンタインを聴きたいなと思っています。今回のお供は、ビールで。


Bill Evans & Jim Hall play My funny Valentine