こんにちは、ギター講師の中川です。
最近、
「想いを内にこめて、そこから滲み出たのが個性」
だと、感じるようになりました。
音楽や詩など、いわゆるアートの世界に生きる者は自分の思いや感情を表現することが仕事なのですが、その表現の仕方がとても大切です。
同じセリフでも、言い方によって受け取られ方が違いますよね。
音楽でもそれは同じで、大げさな表現、特殊技法、張った声。
そういうテクニック的な要素が表に立って、「お!上手い!」と言われるのは、実は表面的なことであって本質的ではないのかもしれません。考え方は人それぞれですが
実はこの文句は受け売りで、僕が好きな柳家小三治師匠が仰ってました。
10:40秒辺りがそうです。
僕は音楽だけでなく、落語や映画、何でも好きですが結構影響されることが多いです(笑)
落語ファンの方ならご存知だと思いますが、知らない方は是非!
当代の名人でオススメです
さて、話を戻して、これは音楽にも同じことが言えるのではないでしょうか。
自分の伝えたい事を伝えようとして、声を張れば張るほど、音を大きくすればするほど、逆の方へ行くのだと感じます。
こう思うようになったきっかけは、ライブハウスやバーなどでも演奏するようになってからでした。
「自分を出すことが個性」という想いがベースにあると、どうしても自分が自分が!というのが演奏の中から見えてきます。
そういうのをダイレクトに出されると、聞き手としてはちょっとしんどい。
クラシックギターは「流行り」の音楽ではないのですが、だからこそ、10年後、20年後の自分がどのように滲み出るのか、じっくり熟成できるので、今から楽しみです。