鎌倉の海沿いにあるかさぎ画廊と鎌倉パークホテルで
田村能里子の個展が開かれた。
かさぎ画廊創立45周年及びかさぎ画廊での10回目の
田村能里子個展を記念し、2会場で、壁画大の大作、等身大の
素描、新作の油絵やデッサンに加え、挿絵原画など約70点もの
作品が展示された。
第一会場となったかさぎ画廊鎌倉ギャラリー。
鎌倉パークホテルのご協力により、今までではできなかった
大作の展示が可能となった。
パークホテル会場には等身大の素描10点が展示された。
会場のオープンと共に、大勢のお客様が来場し、田村能里子の
作品を堪能した。
バンケットのロビーには、”風に還る日””春よ来い”と
”海辺のカルテット”(いづれも100号クラス)が展示された。
”海辺のカルテット”は鎌倉での展覧会を印象つける大作で話題
を呼んだ。
展覧会中日の10月6日には、田村能里子ご夫妻が発起人と
なったかさぎ画廊創立45周年パーティーが開かれ、180名の
関係者が出席された。
プロジェクターに映し出された作品映像を披露しながら、
講演する田村能里子氏。
パーティには高橋三雄カルテット&古川奈津子が友情出演した。
高橋三雄氏は、ニューオリンズ名誉市民、画廊オーナーの笠木
和子の末弟。
かさぎ画廊鎌倉ギャラリーには、田村能里子が講談社の雑誌
”本”に提供した挿絵の原画展コーナーも設けられた。
”陽だまりではこれが一番”)(挿画)
”サドルの上でおっとっと”(挿画)
田村能里子は、画廊45周年を記念して45点の挿し絵の原画を
出品した。一つ一つの作品にコレクションしていた布生地などを
アレンジしたコラージュ的な額装を施している。
作品のタイトルも愉快で、田村氏のユーモア溢れる人柄が
垣間見られた。
”陽炎の語らい” 油彩 8号F
茶室には小品の油絵やデッサンが。
”夏の嵐” 油絵 6号F
奥のシルクロードのおじいさんを描いた作品”風の戸惑い”は
田村能里子の初期の作品(参考出品)。
”凛として華やぐ” 油彩 4号F
庭を背景とした展示。
10月1日から始まった『田村能里子鎌倉展~風に還る日』は
昨日14日をもって無事終了致しました。
有難うございました。
かさぎ画廊一同