かさぎ画廊ぶろぐ Gallery Kasagi Blog

鎌倉と横須賀にあるかさぎ画廊。歴史と伝統のある小さな画廊ながら世界中で企画展を開催したりとちょっとユニークな画廊の日々を紹介


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ニューヨークの荒波に揉まれた若き日本画家が3年目に描いた

作品「邂逅」である。

 

宇宙空間に青海波、メスの鯨の巨体には正倉院の文様を模した絵柄が浮かび、雄の鯨には男性を顕す樹が描かれている。

キャンバスにアクリル絵の具で描かれたものであるが、なぜか日本的な風情が漂う。

この絵は昨年上海で行われたアートフェアに出品したものであるが

横須賀で行われている臨時個展に出品してもらった。。

 

上が雌、下が雄、巨大な男女の巡り合いだ。

 

 

 

下の掛け軸が送られてきた時には、まず画面上部いっぱいに描かれた翼を広げた梟の姿に圧倒される。

その下には風にそよぐすすきの葉っぱが、達者な筆跡で

いとも簡単に描かれている。

 

さらにその陰に二匹の鼠が、「簡単には捕まりませんよ」と言わんばかりのしたたかさで穴から顔をのぞかせている。

梟は先人の失敗に学べば鼠を簡単に捕まえるだろうし、鼠も先人の

失敗に学べば梟に捕まることはない~という諺「不踏覆轍」を絵にした

ものだ。

墨一色で描かれているが、我々の目にきわめて新鮮に映るのは

なぜだろう。

またこの墨は岡崎に住む出口さんの支援者が中国で入手した逸品を譲ってくれたものだ。

 

 

鯨の絵はまたこのようにも描かれる。

 

鯨の母は南の海で出産し、やがて極地の寒い海に戻るまで子供を

献身的に育てると聞く。

 

日本画の顔料でブルーの発色が鮮やかなウルトラマリーンの海、海中の潮の流れを顕す羽衣のような曲線、オレンジの身体に金で描かれた文様が鮮烈だ。

 

 

 

下の絵は「縁起尽くし」というタイトルの作品で、縁起の良い動物を

ありったけ描いた、あそび心あふれる幸せな作品である。

 

 

 

こうした面白い日本画を発表したニューヨーク在住の若き日本画家

出口雄樹の個展は、かさぎ画廊の横須賀ギャラリーで行われている。

10月17日が最終日であるが、一時帰国した出口氏が個展中日に新しい作品を持参したので、会期を延長して25日までお見せすることにした。

 

是非ご覧ください。

 

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私が、出口雄樹さんが若冲などの模写について「それって

要するに、真似なんじゃない?」とアホなことを言ってしまいましたが、出口さんは怒らず以下のような丁寧なご説明をしてくれました。

全文そのまま紹介します。

 

ニューヨークの荒波にもまれ逞しくなった出口さんより。
 

少し長くなりますが、日本美術における様式に関する私見を書かせていただきます。

日本の絵画の特徴の一つは「様式美」です。

日本人は様式を踏襲する中で、その美意識を保っているともいえます。

 

日本美術の歴史は、中国の絵画を模倣するところからスタートし、絵画における様式を学ぶ中から独自の絵画感を育んできました。

 

加えて、日本の絵画の修行に「粉本」というものがあります。

「粉本」とは、お手本を模写する過程で、線や独自の表現方法を学び、体得していくというものです。

(しかし、この方法は技術と忍耐が必要なため、現在の多くの画家志望者はこれを無視しています。)

 

また、その際に作った「粉本」は、そのまま作画のための資料になります。弟子の教育にも使用され、「粉本」は画家にとっての財産でもありました。火事で「粉本」が焼失したために作画ができなくなった画家もいるほどです。

あの北斎でさえ、勝川派や狩野派に学び大量の絵手本を作成していました。北斎独自の手本帖として制作されたのが「北斎漫画」です。「粉本」は特に狩野派で行われ、商品のとしての狩野派のスタイルを維持するために大変に重要なものでした。

 

狩野派に学んだ幕末明治の画家河鍋暁斎も、おおくの動物戯画をのこしています。

 

北斎や若冲、暁斎の共通点としては、一時は狩野派に学んだもの、そのほかにも多くの過去の絵画に学んでいる 点です。(当時の画家の間では、ある流派に入門すると他の流派に学ぶことはご法度で、それがばれたら破門されるほど厳格でした。)このように多くの画家が過去の作品を学び、独自の構図や組み合わせを研究しながら、その様式を受け継いでるのです。

 

伊藤若冲の鸚鵡(おうむ)を模写から発展させた出口雄樹の作品

 

様式美で問われるオリジナリティーは、その組み合わせの妙にあります。

スタイルは踏襲していても、どこにもない組み合わせや構図に作家の独自性が現れます。

 

歴史の変遷で言えば、粉本を大事にした狩野派に対抗して、写生を旨とした円山四条派がいました。

私の感覚では、自然を写生することは自然の事象をお手本に「粉本」を作っているようなものです。

 

 

上は曽我蕭白の鷹と鶴の図
下は、それから発想を得た、出口雄樹の鷹鶴図
 

 

また、文明開化とともに西洋の自由思想がはいってきたり、将軍や大名といった大パトロンがいなくなったために、狩野派は衰退し、それとともに粉本による絵画を糾弾するような運動が起きたために、現代では過去から受け継がれてきたものの多くが失われてしまいました。(「粉本」は、自然からではなく「粉本」から「粉本」を作成するために、精度や練度が下がっていくとみなされ、悪い意味で「粉本主義」として糾弾されたのです。)

 

私は、模写を行うことで過去に学び、独自に粉本の作成を行っています。

温故知新です。

 

そこに新しさと面白さ、また過去の画家への敬慕の思いを見ていただけると幸いです。

 
出口雄樹
 
 
勉強させてもらいました。
次回は、出口さんがニューヨークから送ってきた、驚くべき
最新作をご紹介します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

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出口雄樹(イデグチユウキ)は福岡県の出身である。

プライベートの事はあまりお聞きしていないが、親一人子一人で育った様子である。

 

 

在学中の初々しい写真

 

在学中に描いたマグロの群遊図

 

東京芸術大学大学院過程を修了すると単身ニューヨークに渡った。 2013年の初秋だった。

芸大での年に一度のコンクール”芸祭”で一位の受賞が餞別になったが、英語もできない。知り合いもいない、金もないの

“無い無い尽くし”の渡米であった。

 
アメリカへの出発直前の作品
 

普通科の大学であれば、月末には確実に給料が支払われが、プロの画家になると絵が売れなければ収入はゼロである。まして外地では頼る人もいない。

世界から芸術家が集まり、しのぎを削るニューヨークは、まさに弱肉強食の競争社会、芸大卒業だからといって絵が売れるような生易しい世界ではない。

 
 

案の定、軍資金は底をつきはじめた。

ここで絵に関係のないアルバイトなどに頼ったら、何のためにニューヨークに来たのか分からなくなる。実際そういう挫折した芸術家のなりそこないがうじゃうじゃいるのがニューヨークだ。

この街は無限の可能性があるアメリカンドリームの街であるが、一方無限の地獄も口を開けて待っている。

 

 

出口雄樹は踏ん張って絵を描き続けた。絵を描いてはグループ展や公募展に応募し続け、首尾よく売れた絵の代金でなんとか食い繋いだ。

ある時和食のレストランから黒い植木鉢に塗装して表情を付けてほしいとの注文があった。彼は全身全霊を注いで塗装をした。 その時『絵の仕事でサバイブする』と言いきった。

 

 

 
ニューヨークでは波のシリーズでの個展も開いた

 

当時の絵は、現代アーティストが好んで使うアクリル絵の具を使っていた。また作品のタッチは過激で、骸骨などの絵を好んで描いていた。輪廻や宇宙観を表現しようとする作品も多く、勢いや斬新さもあり、絵画としてのクオリティの高さには、さすがと思われたが、一般の家庭に飾るのには過激すぎた。

従って絵は売りにくく、昔絵を買ってくれたお客さんの多くは離れていった。

ところが、昔同じ会社の職場にいた女性が、宇宙を飛び交う龍をイメージしたドラゴンの絵を対(つい)で購入してくれた。とても気にいり、それ以来出口さんのファンになった。

一般的には売れなかったが、買ってくれた人は絶賛してくれた。

やはり先を見る人がいるのだと少し希望が持てた。

 

かさぎ画廊で初めて売れた出口さんの作品
 
かさぎ画廊がニューヨークで開催したグループ展に出口さんは現地から参加した
 

ニューヨーク展で話題を呼んだ”りゅうぐうのつかい”、素晴らしい作品だったが・・・・

 

一方でニューヨークでの個展の機会も増えてきたうえ、上海や台湾、ポーランドなど海外での展覧会に招待される機会が増えた。

 

英国の大英博物で行われた葛飾北斎展では、ドキュメンタリー番組の中で北斎の解説をしたという。

間違いなく海外でのプレゼンスが上がってきているようだ。英国でインタビューを受けるぐらいに英語も上達したようだ。

 

アトリエで取材をうける出口雄樹

 

海外での活動が活性化するにつれ、絵に対しては貪欲にいろいろなものにチャレンジした。

ある時は村上隆流のポップアートの様でもあり、ある時は現代アートの過激派デミアンハーストの様であり、室町時代の雪舟、江戸時代の曽我蕭白、伊藤若冲、葛飾北斎などにも傾斜し、そうした絵を次々と製作していった。

 
 
伊藤若冲の虎の絵を模写
 

若冲の模写を見せてもらい、その出来には感心したが、『模写というのは要するにコピー、真似なのではないか?』と失礼な質問をしてしまった。

それに対して、原稿用紙2枚はたっぷりある丁寧な回答がきた。

 

これは次回のブログで全文紹介する。

 

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私は鎌倉の大仏から歩いて10分ほどのところに住んでいるにも関わらず、大佛二郎のことを殆ど知りませんでした。

さすがに”だいぶつじろう”とは呼んではいませんでしたが・・

 

大佛次郎記念館の特別研究員をされている猿渡紀代子氏より、折角お知らせを頂いたので、横浜の港が見える公園に隣接する大佛次郎記念館のオープンデーを訪れました。

因みに猿渡先生は三渓園の副理事で、かさぎ画廊は笠木治郎吉の研究などでお世話になっております。

 

 

この日は小雨模様でしたが、様々な色のバラに囲まれた記念館は

”屋敷”と呼ぶ方がふさわしい、明治・大正の趣きのある建物です。

 

 

中に入ると天井のランプのすべてに猫が座っているのが印象的です。

あたかも上から飛び降りてきそうな猫屋敷ムード満々です。

 

 

大佛次郎は本名は野尻清彦といい、今から120年前の1897年に

横浜に生まれました。

 

外交官を目指して一校(今の東大)の仏文課に進みますが、もっぱら野球や水泳、演劇などに熱中したそうです。

本が大好きで、自らも在学中に『一校ロマンス』等を出版しています。

卒業後は鎌倉高等女子学校(今の鎌倉女学院)の教師となり、その間にも多くの小説を発表します。

 

教師を退職後、大仏のそばに住んでいたことから大佛二郎というペンネームを使い様々なジャンルの小説を書きます。

特に『怪傑鞍馬天狗』はおおいに人気を博し、映画化もされます。

 

 

ともかく猫が好きで、猫を題材にしたエッセイや小説を多く残しており、

童話『スイチョネコ』は自ら一代の傑作と自画自賛しています。

面倒を見てきた野良猫の数は500匹をくだらなかったそうですから

ネコだらけの生活だった様です。

 

 

私が受けた大佛次郎の印象は、理知的であるのに心優しく、

ユーモアのセンスを常に持ち、美術芸術を深く愛する人だと思います。

それに、ともかく格好いいです。

 

 

記念館に書斎が再現されていますが、当時の様子が偲ばれます。

 

 

見とれているのは、私の母です。

 

 

資料のコーナーには、数々の著作や挿画や写真などありますが、随所に猫が出てくるので、他の文豪と異なる親近感を覚えます。

 

大佛二郎の著作には、日本の歴史小説の他、ノンフィクションでは『白い姉』『霧笛』『詩人』『改造』など多くの作品があり、

1948年の発表した『帰郷』で日本芸術院賞を受賞します。

晩年には『パリ燃ゆる』、『天皇の世紀』などの連載で知られていますが、私はそのほとんどを読んでいないので、この機会に少しづつ読まないといけないなと思いました。

 

大佛次郎の没後3万5千冊の蔵書が横浜市に寄贈されたというから驚きです。これらの蔵書に加え愛蔵品がこの記念館にあり、その一部が、記念館に順次展示されるようです。

 

文学に浸るというより、文学と猫に圧倒されたひと時でした。

 

 

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今回はかさぎ画廊の近所の長谷・極楽寺・坂ノ下で夏の夜に催される幻想的なイベントを紹介します。

 

まず高徳院を訪れると山門のおどろおどろしい仁王様が我々を

迎えてくれます。仁王様はそれぞれ阿吽の表情が彫られているそうです。

 

下からライトに照らされる仁王像は、まさに”怒髪天を衝く”勢いです。

 

 

高徳院といえば長谷の大仏様です。

いつもは親しみやすい優しいお顔の大仏様ですが、ライトアップされ夜空に浮かぶ大仏は宇宙神の威厳と神々しさで、思わず合掌してしまいます。

大仏から鎌倉駅方面に少し歩くと鎌倉文学館があります。

ライトアップすると国の登録有形文化財の建物が一層輝きを増します。

この庭園のバラ園は有名ですが、こちらは昼ご覧になってください。

 

 

長谷寺の隣の谷にある光則寺は”花のお寺”と呼ぶ人がいるように、

四季折々に美しい花を見ることができます。

お寺の幼稚園には私の息子がお世話になりました。

 

 

この期間中は、お店も開店しています。

お店にも”長谷の灯り”の提灯が飾られ雰囲気を醸し出しています。

 

 

大仏様から海の方に5分歩くと、長谷寺があり、大仏様に負けず劣らずの威容を誇っております。

 

 

入り口に入ると大きな池と庭があり、ライトに照らされると昼とは違った幻想的な世界へと誘われます。

 

 

この建物の中に長谷観音が鎮座まします。

観音像の撮影は禁止なのでお姿をお見せできないのは残念ですが、この仏様は、きらびやかなアクセサリーに飾られ至極官能的ですらあります。

 

 

最後に我が家の鎮守様である御霊神社にお参りしてきました。

蠟燭に照らされた山門の中、樹齢400年の大木の下で小学生や中学生たちがお囃子を演奏し、いやがうえにもムードを盛り上げてくれました。

 

これが御霊神社です。

小銭を持ってくるのを忘れましたが、念入りに礼拝してきました。

 

 

かさぎ画廊の周りには、様々な名所や観光スポットそれに話題の   カフェや珍しいお店などがあります。

次の展覧会では、絵をご覧になった帰りに、ミニ観光してください。

 

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またインドに行ってきた。

いつも泊まるホテルの近くにボリウッドショーをやるミュージカルハウスがあるというので、休日を利用して覗いてきた。

 

広場に入ると、いきなり何か不気味な仮面をつけた女が大仰にお出ましになった。

 

 

するとそれに合わせ着飾った家来たちが輪回って踊りだした。

どこかの州のマハラジャの踊りなのだろうか?

残念ながらボリウッドショーは撮影禁止なので、写真は撮れなかった。

ちょっと臭いが、なかなかエキサイティングで、踊りのレベルはAKB48やエクザイルとは次元が違う。

 

 

興奮さまやらぬ帰り道に一軒の床屋さんがあった。

20ルピー(約45円)で奇麗に散髪してくれるみたいだ。

私の髪は伸びていたが、ここでお願いするのはさすがにやめた。

こうして道端で床屋を営業して家族を養っている人がいる。

 

 

車で繁華街のショッピングモールに行ったら、駐車場に未来を予想するような3輪車が止まっていたので、ちょっと席に座ったりしてみた。

これはEV(電気自動車)のようだ。

インドは中国と違って電気自動車が少ないが、これから増えてくる兆しだ。なにせ空気が悪い。

早くEV化してほしいものだ。

 

 

このショッピングモールはかなり素敵で、折り紙をテーマにした

内装で統一していた。ヤムヤムチャといったチェーン店で、料理は

中華風インド的寿司などへんてこなメニューだが、味は結構いいし、

なにより安い。

ちょっとお洒落な中産階級の若者が好みそうなお店だ。

お客のカップルも格好いい。

インドも変わってきたものだ。

 

 

しかし、ちょっと旧市街にはいるとやっぱりインドだ。

昔懐かしの3輪車がずらっと並び客を待っていた。

ちょっと怖いお兄さんだが、話かけると案外親切だ。

それになかなかイケメンだ。

インドには35年前からちょくちょく来ているが、この3輪車は

全く変わらない。

 

 

この3輪車は、燃料はCNGで、250ccだがトルクが強く、ボディバランスも良い。 7~8人はぎっしり乗れる。

なかなか良い設計なのだ。

 

 

写真はないが、インドでは”ウーバー”が急速に流行している。

ウーバーは、スマホでタクシーの所在を見つけすぐ来てもらえる

自動車配車ウエブサイトでアメリカで開発され全世界で普及している。

日本ではタクシー業界のことを配慮して、導入に踏み切れないでいる。

お客の立場で言えば、安いし早いし便利なのだが・・

 

 

庶民の長距離移動は鉄道が主体だ。

駅の雑踏はインドっぽい。

線路にはウンコもあって、やはり臭い。

これは30年前から変わってない。

でも日本だってちょっと昔はJR(当時は国鉄と言っていた)の

長距離鉄道は同じだったのだ。

馬鹿にしてはいけない。

 

 

 

市街地に入ると、露店のようなお店がまだまだ頑張っている。

インド政府は、外国の大型小売業の進出には制限を設けている。

なぜならイオンとかセブンイレブンが進出してきたら、こういう人たちが失業してしまうからだ。

 

こういうお店で幾ら稼げるのか分からないが、インドにはこういう店が無数にあって、それぞれ一家が暮らしている。

 

 

仕事の合間の半日の散歩だったが、改めてインドのカオスを実感したインドな日だった。

 

 

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今永清玄の画業30周年記念展が鎌倉かさぎ画廊で始まりました。

場所は江ノ電長谷駅下車、海に出て右手に見えるローソンの先50メートル、駅から5分のところです。

 

この写真は朝の撮影ですが、この時期の昼間は海水浴のお客さんでいっぱいになります。画廊は右の国道沿いにあるローソンの先の道をまっすぐ進んだところにあります。(左に行ってはいけません)

 

ローソンの先の道に進んで50m右に画廊があります。

こんな感じのギャラリーです。

 

画廊に入るとミニチュアから3号ぐらいまでのフクロウの小品が

展示されています。

自然光が入る設計のギャラリーなので、ご家庭に飾った場合と同じ

見え方で鑑賞できます。

 

 

さらに奥に入ると10号以上の大きめの作品がご覧になれます。

床の間に展示されているのは、今永先生の”幸福の鳥・愛の鳥”という

現代アート的な作品ですが、不思議なことに茶室にも馴染みます。

 

 

茶室の奥にも、和室的な展示ルームがあり、今回今永先生の大きい作品はこちらに一堂に展示いたしました。

 

 

 

 

その中でフクロウが単独の姿で描かれている作品を3点紹介します。

この絵は『夏の訪れ』という10号(縦53センチ、横45.5センチ)の

大きい作品ですが、フクロウが象徴的に描かかれています。

 

 

ブルーの礼服に赤いマント、豪華な装飾品に包まれ毅然として正面を見つめています。それを太陽や樹木や草花が祝福しています。しかもフクロウ紳士は額縁のような空間に囲まれ、額縁の向こうはキュービックに仕切られ、それぞれの枠には星のようなものが描かれています。

 

『森に育った青年は10歳になると成人を迎え、親元から離れ世界に旅立たなければならない。夏になると旅立ちの儀式が行われる。青年はめいっぱいお洒落をして、今日まで大事にしてくれた両親や森の友達にお礼を言います。でも感傷に浸ってはいられない、俺は頑張るぞ!と虚勢を張っている』~私はそんな状況を想像しました。

 

皆さんはこの絵をご覧になってどういう物語を想像されますか?

 

 

 

この絵は、『いのりの日』という縦15センチ、横14センチぐらいのミニチュア絵画です。

ヘアスタイルから見て、少年のフクロウの様です。星空の夜に一人で止まり木に佇んでいますが、孤独感はありません。

優しい月や星がこの子を温かく見守っているからです。

 

 

 

このフクロウも一人ですが、大都会の中でも気後れせず、力強さと威厳すら感じます。背景のビルも今永先生の筆にかかると、温かみが感じられ、その窓の一つ一つに人々の生活があるんだと感じられます。

 

今永先生の絵には、不思議なヒューマニズムが秘められています。

大小約60点の作品が展示され、合計100匹近いフクロウが描かれていますが、それぞれ人生(?)と物語があるのです。

 

展覧会は7月23日(日)まで開かれています。

12時~18時まで、入場無料

 

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ひたすらフクロウを描くことで知られる、洋画家・今永清玄の個展が鎌倉で開かれます。

今永は大分出身で.今回画業30周年記念展を開催することになりました。かさぎ画廊では3年ぶり3回目の個展となります。

 

 

 

フクロウは、日本ばかりかアジア地区や欧米でも智者の象徴、守護神、縁起のよい生き物として昔から親しまれてきました。しかし、今永はただフクロウの姿カタチを描くのではなく、フクロウを通じて人々の愛や家族の絆の大切さ、困難に立ち向かう若者へのエール、自然界からのメッセージなどを描いています。
 

 

高名な東洋史の学者の一人息子として育った今永清玄は、庭の草花、路傍の石にも神様が宿ると信じ、動物や植物を慈しむ青年に育っていきました。

そしてそれを表現する手段として画家への道を選び、多摩美術大学への進学を目指し上京します。

そこで出会った、精神造形の画家として高名な(故)荻太郎氏から絵画の哲学の薫陶を受けます。

 
 

大学卒業後はプロの画家として精力的な活動を展開し、日本の最高レベルと言われた昭和会展、上野の森美術館大賞展、安井賞展などにて輝かしい実績を残します。特に第12回上野の森美術館大賞展では、1939点の応募作品から今永の作品「虜1」が絵画大賞に選ばれました。

この作品もふくめ、当時の作風は日本のキュービズムを志向した大変難解なものでした。

 

 

しかし転機が訪れたのは1999年文化庁派遣芸術家在外研修員としてタイに留学してからの事です。タイの人々の力まない、ゆったりとした生活、全てを受け入れる包容力ある国民性に心を動かされるのです。

今永は、美術界で高い評価を受けた難解な画風から一転、更なる純粋性を求め、人物画の様なフクロウをシンブルに描きながら、その向こうに拡がる形なきものを描くことに心を砕くようになります。

 

 

 

 

この頃から、今永は上海、ニューヨーク、韓国など海外での個展・グループ展のほか、日本全国の画廊、デパート、イベントホールなどで大小の個展を90回以上開いてきました。

今永の絵を一見すると、プリミティブで親しみやすい絵ですが、見るうちにその向こうに拡がる豊かな精神世界に誘われてしまいます。

 
 

今永清玄は、自分の絵がより多くの人に親しまれ、喜んでもらい、勇気を与えることが、画家としての最大の生き甲斐とし、ひたすらフクロウを描き続けています。

 

今回の個展では、ミニチュア作品から15号まで、老若男女問わず親しみやすい油絵作品中心に

50数点を展示したします。

 

よろしくご紹介お願い申し上げます。

 
 
 

 

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昨日銀座一丁目の柴田悦子画廊で開かれている

”安住小百合日本画展”を拝見してきた。

 

 

安住小百合氏は多摩美術大学時代から、東北3県の権威ある展覧会の賞を総なめし注目を集めた日本画家で、かさぎ画廊もお世話になっている。

 

今回は夫の林茂夫氏の写真展とのデュオ展形式で開催されている。

 

(左が林茂夫、右が安住小百合)

 

柴田悦子画廊のオーナーの柴田悦子氏も同じ多摩美術大学の日本画を専攻したが、画家ではなく画商の道に進んだ。

1か月で3回のペースで個展やグループ展を開くという、精力的な活動を続けておられる女将であり、安住氏との親交も深い。

 

(右が画廊オーナーの柴田悦子)

 

 

安住氏は加山又造の薫陶を受け、日本画の伝統を守りながらも、常に自由な心を保ち、新たな境地にチャレンジしている。

 

 

 

 

青いトンボは珍しいチョウトンボか?

安住氏は実際にこれを見てスケッチしたそうだ。

実際に見た感激を絵にするのが安住流だ。

 

 

 

ひな節句には、こんな絵を飾るのがお洒落だ。

 

 

 

下の作品は林茂夫が製作したフォトグラフィックアートだ。

妻の小百合氏と影響し合って、どこか日本画的な趣を漂わせる

気になる作品であった。

安住氏も林氏の写真の目から学ぶものがある。

 

 

 

『安住小百合・林茂夫展』は、中央区銀座1-5-1 (有楽町線 銀座1丁目下車、銀座線銀座下車)第三太陽ビル3Fの柴田悦子画廊で

6月25日(日)まで開催。(12時~19時、最終日は17時迄)

是非ご覧になってください。

 

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先日、鎌倉市岩瀬にある三井ホームのモデルハウスで絵画を鑑賞してもらおうという試みが行われた。

 

実際の住宅に飾られると絵画はどの様に映るか、また居住空間は

どのように変化するか? ~と興味深いイベントなのでかさぎ画廊は喜んで参加させていただいた。

 

当日会場を盛り上げてくれたのは、美髪アドバイザーの田村マナ先生だ。髪の毛のこと、美容のこと、健康のことなどをわかりやすく語ってくれたので、お客様は絵の鑑賞だけでなく、ためになる勉強もできたと

大喜びであった。

 

 

講演が終わると各部屋に飾られた本物の絵を楽しんでいただいた。

 

 

エントランスには、小林真理江の現代アート的な朝顔の絵だ。

シックなつくりの中にアクセントをつけてみた。

 

 

リビングルームには、重厚感のある、吉屋敬の3連画を展示し、

風格をもたせた。

 

 

 

1階のユーティリティールームには今永清玄の”深淵の森から言葉を”という油絵は、額を外して壁画感覚で展示してみた。

すると家の中に小さな森が現出した。

同じ部屋には、やはり今永清玄の鳥を抽象的に描いた色彩豊かな

作品を配し、絵の緑の部分と外庭の緑との融和を試みた。

 

 

リビングから2階への壁には、思い切ってコンテンポラリーアートだ。

ニューヨークで活躍中の女性現代アーティストのミッシェル・サカイ

の絵は、金箔に描いたモネのようだ。

 

 

階段をあがると吹き抜けの周りは、回廊のようだ。

ここにはこばやしまなの、銅版画に彩色した現代の曼荼羅と、

フランス帰りの東公与の”夢旅人シリーズ”の4連作を飾った。

 

 

子供部屋には、齋藤将の”くまによろしく”というユーモアあふれる

現代アートを展示してみた。

とてもかわいいお部屋になったでしょう!

左下の小さな棚には、作宮杏奈の版木作品”さるのこしかけ”をちょっと立てかけて展示した。

この絵を拡大すると、こんな絵だ。

 

 

2階の回廊に床の間の様に少し奥まったスペースがあった。

能島芳史の”生命の樹”という神秘的な絵を展示してみた。

ちょっと厳かな雰囲気を醸し出す。

 

 

回廊から寝室へいく途中に、能島芳史の欧州絵画的で

落ち着いた”天体観測者”という絵を飾ってみた。

ちょと風格を感じませんか?

 

 

寝室にはこんな絵を飾った。

佐々木孝子の”ロベリア”という作品だ。

 

 

この絵を見ながら眠りに就くと良い夢が見られるかもしれない。

 

 

住宅に絵を飾てみると、部屋に特別な生命が吹き込まれた気分になる。

この展示会は一日限りであったので、翌朝絵を外して回収した。

絵のない部屋はちょっと

空虚だった。

 

 

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