小原和紙展 by ギャラリーカフェわッつ | ギャラリーカフェわッつ

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わッつギャラリーでは、2024年6月26日(水)から7月21日(日)まで、ギャラリーカフェわッつ主催による展覧会「小原和紙展」(小原和紙を使った作品:伊勢型紙、折り紙、水彩、書など)を行います。

 

 

 

 

小原和紙の起こりは明応5(1496)年ごろと言われています。


昭和に入り洋紙やビニールなどの登場により和紙の需要は激減、廃業する農家も多くありましたが、工芸家・藤井達吉との出会いにより小原の紙漉きは美術工芸和紙へと歩みを変えました。


和紙工芸の里として知られた小原村ですが、2005年に豊田市へ編入合併されて廃止され、小原地区で現在も紙漉きは続いているものの、紙漉き職人が激減し、消滅の危機に陥っています。


そのような状況の中、春日井出身の20代の女性が、大好きな小原和紙を、貴重な伝統工芸を絶やしてはならないと、紙漉き職人として奮闘しているのをご存知ですか?


同郷の誼、貴重なご縁ということもあり、若き紙漉き職人と伝統工芸を応援する意味を込め、様々な芸術家たちが小原和紙を使って制作した作品展をこの度開催することにいたしました。


小原和紙がより多くの人に認知され、用途の可能性が今よりもさらに広がることを願います。

 

ギャラリーカフェわッつ

 

 

 

 

 

2024年5月26日発行 プランタン5月号

 

 

 

2024年6月26日 CCNet春日井局さんによる取材

(放送は7月6日(土)から1週間)

 

 

 

 

 

 


 

 

 

展覧会風景&作品たち

 

「   」(小原和紙と伊勢型紙) by 山中良子

【背景の大空などは小原和紙で作りました。その上に、伊勢型紙でハウルの城を制作し、貼り付けました。白煙を小原和紙でモクモク感がでるように貼ってあります】

 

 

 

「バラ」(小原和紙と水彩) by 宮原清子

【小原和紙に水彩絵の具で絵を描いてみました。滲み具合と重ね塗りの面白さが見所です。】

 

 

 

「ブックカバーとしおり」(小原和紙と伊勢型紙) by 若林弘子

 

 

 

毎月2回、わッつにて活動する「くらしの書」教室のグループ。矢野優雪さんが主宰しており、愛知県内には他にもいくつか教室があります。小原和紙展には春日井と小牧教室(一部)の生徒さん9名が参加してくださりました。皆さんそれぞれが思う「小原」を、小原和紙に文字として書いていただきました。

 

 

 

「藤に酔いしれて」(上2・撮影場所:津島市天王川公園)
「光の精霊たち」(下2・撮影場所:東郷町&長野県上伊那郡辰野町)
(小原和紙と写真) by 高木重子