メールを開いてみたら
そこには一言だけ…
ごめん
いつも謝ってばかりの「彼」
涙が溢れてきた 私も泣いてばかり
泣きながら途中でタクシーを降りた
降りたところは「彼」の家の近くの駅
迷いながらも「彼」に電話をした
すぐに電話に出た彼
私の周りが騒がしかったので
今どこかと聞かれた
今から迎えに行くから
そう言って電話を切った後
10分くらいして「彼」が来た
車の中ではほとんど無言…
ただ
「彼」は私の右手をギュっと握って離さなかった
私はお酒を飲んでいたのと
「彼」に会えたことで安心してしまい
そのまま眠ってしまっていた
着いたよ
と起こされたのはもう家の前だった
このまま話さず帰るわけにはいかないけど…
でもどうしたらいいのかわからなくなってしまって
…ありがとう
と言って右手を離して車から降りようとしたら
グイッと引き戻されて後ろから抱きしめられた…
あの時を思い出した
「彼」が初めてうちに泊まった日
後ろ向きのまま
この五日間考えたことをポツリポツリと話した
「彼」は私を抱きしめたまま黙って聞いてた…
「彼」を突き放そうとしたって
こんなに不安そうで崩れそうな「彼」を放り出すなんて
私にはできそうにない…