日頃からお世話になっている農家さん。


毎年恒例の田植えのお手伝い。


僕は仕入れがあったので残念ながら参加出来なかったが、家族達は泊まりで行ってきた様だ。



沢山、楽しい経験をしてきたみたいだ。



帰ってきた息子。



『 おかえり。一番楽しかった事は何? 』



と聞くと、目を輝かせて



『 蛍、沢山見たんやで〜!!! 』



と言う。

どの様な情景だったのか詳しく教えてくれる。


色んな出来事があった中で蛍を見て感動した事が一番楽しかったと言う事は素晴らしい!!!



女の子達はすぐに花火をやりに行ったと言って



『 この蛍の美しさが分からんかな〜ー! 』



と言う(笑)



僕は、この言葉を聞いて涙が出そうになる。




子供がこれから生きていく上で、一番大事な情緒がちゃんと育まれていたのだ。


花を見たり、虫を見たり、雨の音を聞いたり、風の音を聞いたり、自然を感じて胸に響く事は心の財産になるね。




純粋さが増して行く。




きっと良い事だろう。




数日後に息子と夜の川に魚をとりに行く。



日が沈み、暗闇の中用意をしていると



『 蛍がいたで〜〜!!! 』



と息子がつかまえてくる。


こんな京都のど真ん中に蛍がいるんだ〜。


優しく光る姿に感動。





暗闇の川の中をジャブジャブ歩く。



橋の下の窪みに小さな魚が泳いでいる。



網で、ザバァ〜っと息子がすくうと網の中には綺麗な小魚がキラキラ光っている。



あっちに行ったり。



こっちに行ったり。



小魚を探す。





けっこうとれた




家に帰って息子が天麩羅に。


美味しゅうございました(^^)




数日後の夕方。


将棋を終え、山へ。


30分くらい散歩する。



野苺を探しに行くも、ほんの少し早かったので無かった。






息子が


『 まだ不味いで〜 』


と言うも、一粒食べてみる。


まっずぅ〜〜!!!



『 だから言ったやん。粒の中が空洞になってないと美味しくないんやで。 』



と言う。


良く知ってるやん。



野苺が熟すのは、あと数日かかりそうだ。




崖を登って遊ぶ男




身近にも楽しい世界が広がっている。


ほんの30分くらいの出来事。