白鷺


田の上を飛ぶ純白の美しい姿は、悠久の時を感じ見入ってしまう。


全ての行為をやめて、ただただ見入ってしまうのは何故なんだろう。

そこには何千年も変わらぬ美しさがあるだけなのだろうか。



チョウダイサギ、ゴイサギ、コサギ、チョウサギ、アマサギなど鷺がいます。


これら4種類の鷺はいずれも冬になると、南のあたたかい国に渡って、春になると、また日本に来る渡り鳥です。



このうち、コサギだけは漂鳥と言って日本にとどまります。


頭の後ろに白い冠毛があるのが特徴的ですね。

よく、古伊万里に描かれるのも、このコサギでしょう。




暑さも寒さも彼岸までのとおり、三月も二十日を過ぎると春の気配が漂います。 


青葉は萌えはじめ、日差しがのびる頃、白鷺が現れます。



桜の花が散って、若葉のみどりが光る五月のなかばになると鷺の繁殖期になります。

まさに今頃ですね〜。



『 鷺のくる家は栄える 』


と言い伝えもあり、白鷺は大事にされてきました。




僕は鴨川にいるコサギを見るのが好きで、気配を消して、じ〜っと眺めています。




川の堰で飛んで登ろうとする小魚。


白鷺は上手に獲りますね〜!


でも、長時間で数匹。効率悪いなぁ〜。


見てる僕も疲れる時があります。



コサギ


魚道



白鷺の美しさは今も昔も変わらない。


伊万里は江戸初期から江戸後期まで白鷺が描かれています。

昔の人も好きだったのでしょうね〜。


僕も白鷺があれば買ってしまいます。













名古屋で


『 清水さんが好きそうな本です。 』


と言って頂きました。


めっちゃ好きです。

ええ本でしたよー!!!


ありがとうございます。