平安蚤の市で面白い古伊万里の大皿を分けて頂いた。


侍と鬼の図柄。


僕は何の物語か分からなくて、買ってから他の業者に聞いてみた。



『 これは、私の先祖の物語ですね〜。 』



なるほど!!!



これは面白いなぁ〜〜。



息子の事が頭に浮かび、帰ってからクイズを出そうと思った。



分からなかったらヒントを色々出して行こう!



小学3年の息子が帰ってきた!



さっそく、大皿を出して見せる。



『 丈太郎、これ何か分かるか?分かったら凄いで〜。 』



僕でも分からなかったので、分かったら凄い。



じっ〜〜と見る息子。



一瞬で



『 渡辺綱と茨木童子!!! 』



『 え〜!何で分かったん! 凄い! 凄すぎるやろ〜〜!!! 』




僕は本当にもうビックリした。


一瞬でヒント無しで分かるなんて!!!




『 これ空飛んでるやろ 』


『 ほんまや、空飛んでる! 』


『 渡辺綱が髪を掴まれて、空飛んで腕を切り落とす話しやねん。 』




平安時代に三条戻り橋で渡辺綱と茨木童子が戦って腕を切り落とし、切られた腕を取り戻しに来る物語を説明してくれる。


ついでに、渡辺家は節分の豆まきをしなくて良い事も知っている。



凄い!



凄すぎないか???



僕は本当にビックリして沢山誉めてあげる。



息子は本が大好きなので、いつの間にか覚えいたのだろう。



名古屋の露店が終わったら、また京都の民話を読んであげようと思う。



息子が京都の民話の本を買ってほしいと言うので買ってあげよう。




『 安寿と厨子王だけは読まんといてや〜 』



やって(笑)









渡辺綱


茨木童子