良くある質問



『 何だか清水さんの生ける花が好きなんですよね〜。どこで習ったんですか? 』



と言う質問がしょっちゅうある。


僕は習いに行った事は無いんですよね〜。

しいて言えば師の生ける花は好きだったなぁ〜。



最初に挨拶した時に床の間に生けてあった椿の花が鮮明に脳裏に残っている。


青磁の花器に固く閉ざされた椿の蕾。


美しい。


小さな蕾に、これからの自分を照らし合わせた感覚がいつまでも残っている。


僕は花咲く事があるのでしょうか!(笑)




一輪の花でこんなに感動する事がある。




しかし、本当は野に咲く花を見るのが良いのだと思っている。花だって生きているのだから。

この葛藤はいつも花を生ける時にある。


この問題はいまだに解決していない。




なので、野花をとって来る時は花器をイメージして必要最低限な分だけ、ありがとう、すんません、と思って取ってくる。



売っている花では、形があっての話しなので結構難しい。



野花の場合、その場で葉を感覚良くとる事が出来る。器に対しての枝の高さと葉の枚数、バランスを整える。



生け花って、その人の心が良く見えるから面白いですよね〜。



花の歴史、生け花の歴史、花を生ける意味。



生け花の本は沢山持っていてかなり読みましたが、まだまだ分からない事ばかりです。



何で骨董の器と花は合うのでしょうか。


日本人は面白いなぁ〜〜!!!




結論を言うと、僕は引き算でシンプルな物が好きです。


まぁ、人それぞれでしょうが。