日本人はどこから来たのか?

海部陽介


最近読んだ本の中で断トツナンバーワンに面白かった本です。


何故なら事実にそって解明して行くからです。

この事実と言うのが良い。


信頼のおける発掘調査とDNA検査から日本人はどこから来たのか?を解明していく。



これ、めっちゃ面白いわぁ〜!!!



日本では石器時代や縄文時代の発掘調査がかなり進んでおりその数も他に例がないくらい豊富にある。



3万8000年前に日本に存在した人。


東の果てにあるこの島にアフリカからどうやって来たのか。


当時は海面が80メール下にあり大陸は北海道まで繋がっていた。


本州は四国、九州まで陸続きになっていた。



海部さんの説によると、この3万8000年前後の頃にアフリカから全世界にホモサピエンスが大移動したのではないかと言う説を唱えている。


いったいこの頃、アフリカで何があったのだろう。



長い年月をかけヒマラヤ山脈を北から、南から歩み元々いた原人達と多少の交配しながら東アジアへ再び巡り合う。



島の日本へ初めは対馬、それから台湾、次に北海道から海を渡ってきたと言うのだ。



この海を渡ると言うのは実に面白い。

海部さんが実際、台湾から与那国へ当時の舟を再現して渡る映像記録も非常に面白かった。これはYouTubeにあります。



僕は博物館などで石器時代や縄文時代の人々を表した物を見た時にいつも違和感を覚える。

実はもっと優れて発展していたのではと思うのだ。



ホモサピエンスの最先端の航海技術を持った人が日本に来た事がじつに面白い。



その集団が石器時代から縄文時代へ。

鹿児島の大噴火。

黒曜石、翡翠の運搬。


5000年頃の縄文時代中期。

この頃のあの凄い縄文土器を見るとどんな凄い文化があったのだろうと、ワクワクドキドキする。

これはダジャレでは無い(笑)

シュメール文明より古いのか?



話しはそれてしまったが、現時点で分かっているホモサピエンスの足どり。

これからの発掘調査やDNA検査でまた新たな歴史が分かってくるのだろう。

楽しみやわぁ〜。



歴史って面白いですね〜!!!


ええ本でした。