ナインパッチのキルト 淡色のプリント生地を使った ナインパッチのベッドスプレッド ボーダーと裏地は生成りのシーチング 肌ざわりの良さに 肌掛け布団として長年使用 いつしか色褪せて プリント模様のすべての生地は混然一体 遠くから見ると生成りの一枚布のよう まわりのパイピングは摩滅してしまい 総取り換えした 今だに手放せない 使えば使うほど肌になじむ
カンザスから来たスー これは「カンザスから来たスー」というパターンだ、と 出来上がったキルトを見た知人が言った 「カンザス」? 日差しの強い土地だからか それともサンボンネットの形からか 当時、その知人に 「カンザス」と名付けられているわけを たずねておけばよかった と、今思う カンザスはあの『大草原の小さな家』の舞台でもある それ以来このベビーキルトを 「カンザスのスー」とよんでいる
ボンネット・スーのベビーキルト 帽子をかぶった女の子、「サンボンネット・スー」 アップリケのパターンなので このデザインはバリエーションが多い その中でも松浦香苗さんの ベビーキルトの本で出会った「スー」に 心惹かれた 30年前のことである まったくの初心者で 本を教科書にして作るしかなかった頃のこと この本は作り方の説明が簡潔でわかりやすかった 糸の指定が「J&Pのコーツキルト糸」とあった 買い求めて使ってみると 縫いやすくて、とても丈夫 キルティング以外でも すべてDual Dutyを使うようになった いつの間にかUSA製からMexico製になっていたが 今も変わらずになじみの糸が入手できるのは ありがたいことだと思う