久しぶりに開けた生地の箱の奥から
ドレスデンプレートが出てきた
中途半端なまま
30年前の自分は
何を作ろうとしていたのだろう
松浦香苗さんのデイジーのキルト
このページに
古い印が付いている
たぶんこれを目指していたと思う
(松浦さんはドレスデンプレートではなくデイジーとよんでいた)
この本を買ったころ
近くの百貨店で
松浦さんの一日講習会があった
ナインパッチの配色や柄使いを
指導してくださったように思う
が、今やほとんど忘れてしまった
ただ最後に次のようなことを言われたのを
覚えている
大事な時間をたくさん使うのだから
自分が本当に良いと思うものを選んで
作りましょう、と
心に残る言葉だった








