『ギャラリーカフェみふ』では偶数月に絵画の入替を行っておりますが、12月・1月は雪山など冬景色の作品を中心に展示致しました。
今回は、入江祥三郎氏(1927年~2001年)の
『愛発の関付近』をご紹介させて頂きます。
愛発関(あらちのせき)とは、奈良時代から平安時代の初期(673年~789年)、福井県愛発山辺りに存在した古代の関所のことです。
もう少し詳しく説明しますと、愛発関は北陸道の越前国にあったとされ、東海道の伊勢国鈴鹿関と東山道の美濃国不破関とともに日本古代三関(さんげん・さんかん)の一つで政治上とても重要な場所だったそうです。
入江氏はこの作品を1971年に制作されたのですが、現在でも愛発関の詳細な場所は明らかになっていないそうです。 はっきりとは分かりませんが、そのような訳で入江氏は『愛発の関付近』というタイトルにしたのかもしれませんね。
モダンアート展等で活躍された入江祥三郎さん、
繊細な筆使いや色彩は写真では伝えることができません。
是非、、実物をご覧くださいませ。
皆さまのお越しをお待ちしております。
m(__)m