「曽宮 一念と藤枝 静男」藤枝郷土博物館 | ギャラリー佐野

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美術展覧会 絵画 工芸

元旦の北陸・能登地震から1週間がたとうとしています

この度の地震で被害を受けた皆々様に震災のお見舞い申し上げます

 

静岡県藤枝市の展覧会ご案内

洋画家の曽宮 一念は戦争中東京から静岡県富士宮に疎開し、終戦後も富士宮に住み続けました

眼科医で文筆家の藤枝 静男(本名・勝見次郎)は藤枝市生まれで、医師をしながら39歳で初めての小説を発表します

曽宮は画家として大切な眼を病気で失明します 二人は病気以前から交流がありましたが藤枝は医師として曽宮の眼の治療も行い、芸術家同士であり患者と主治医の関係でもありました

展覧会では二人の作品と交流がわかる手紙や愛用品がご覧いただけます

*静岡新聞 2023年12月26日(火曜日)の<ワイドしずおか>に展覧会の記事が掲載されています

 

藤枝市郷土博物館・文学館 〒426-0014藤枝市若王子500(蓮花寺池公園内)

TEL 054-645-1100 開館時間:午前 9時~午後5時 休館日:月曜日(1/8は開館、1/9(火)休館) 入館料:大人300円 中学生以下無料 JAF会員証で2割引

 

曽宮一念は昭和34・1959年右目摘出手術、昭和46・1971年失明で画家廃業、文筆活動を始めます  平成4年『画家は廃業』『九十九の店じまい』を刊行 

平成6年に101歳で亡くなりました

眼が段々と見えなくなり両目を失明する恐怖と絶望の中で、絵以外の言葉で表現活動をした曽宮

今震災で苦しんでいる方々が穏やか心を取り戻せます様に、現実を変える事は出来ませんが、苦しみを乗り越え前に進んで行くことができます様に願っています

 

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