Go! Lazymom! -9ページ目

やっぱり聞き取れないモンだね。

このブログを長らくご愛読いただいて
おります読者サマなら

私の近所には変わった人々が
生息していることをご存知かと思う。

そこに加わる新たなニンゲン。

1年ほど前から実家から程近い場所に
あった釣堀が閉鎖され

閉鎖後、間もなくその周りが
工事用のパネル板でグルリと
囲われたのだ。



ウチの兄に

「あんなところに一体何が
出来るんだろうね?」


と問うと、


「ああ、アレかアレは・・・

























ディズニーランド
が出来るって言っていた。」


てめー・・・
「大雑把過ぎるウソをついた者を
『死刑』に処する」って総理になった
アカツキにはそういう法令を制定する
って安部さん言ってたぞ!!
←ウソ


広さも
























50mのシロナガスクジラが
2頭分・・・



もっと分かりやすく言えばよ?
今の季節にピッタリな表現として
おおよそ


























ぼたもち100万個分。



さらにもっとわかりやすく言えば
























さらし首で・・







もう、ええっちゅうねん!!!



まぁ、ざっと50m×50mくらいの
広さですよ。
←初めからなぜそう言わない




数ヶ月経っても特に
何が建設されるワケでもないようで

「ひょっとしてスタバでも・・。」

と、江頭2:50さんの頭髪よりも
うすーーーーーーーーーーーい期待を
寄せていたが

田んぼと畑しかないような
この場所にスタバのオーナーも
そうそう博打は打てなかったようだ。


グルリと巡らされた
パネル板の向こう側・・・


一体何が行われているのか
時折、鉄を削るような音が
響き渡ることもしばしばだった。



「あそこは外国人が
何処からか盗んできた車を
バラして海外に輸出している。」


そんなウワサを耳にした。


ええええ!?
そんな犯罪組織がこのウラビレた
農村に???

というか、
海もなく、空港もなく
アクセス方法を考えれば
ここを拠点とするのは解せない。


近隣住民一同が不信に思わない
モノがひとりもいない状況で

認可を下ろさず
仕事が出来るわけがないのではないか?


という結論に達し、
特に何が起きたワケでもないので
その場所についての
憶測も風化して行ったのだ。



ところが、事は起きた。




「おねえちゃん!!
あのパネルで囲んであるところの
外国のヒトが!!」


夕飯間近の我が家に
興奮気味に乱入。


「なに?なにがあった??」


妹は麦茶を一気飲みした後、


「それがさ・・・
稲刈りしてたらコンバイン(稲刈機)が
最後の最後で稲が詰まって力任せに
皆で引っ張ったりして
四苦八苦しててさ。
あの田んぼってあの外国人の所の
ほぼ対面にあるじゃん?
ずっとこっち見ててなんか怖いな
って
思ってたらさ・・。」



それで???










「どんどん近づいて
来てさ・・・!!」






それで????






「助けてくれたんだよ!!」



「ええええええええ!?
めっちゃイイひとじゃん!!!」


「そうなんだよ!!
どうしても取れにくいところを
グイグイ取ってくれてさ。挙句に
























ワザワザ近くの
自動販売機で缶コーヒーまで
ご馳走してくれたんだよ!!!」


どんだけかッ!!!?




アレか?


ほら!アレだよ!あれ!!
あの

























翼のついたアイツだよ!!

 






とにかく、近づいてきた時点で

「殺される?」

とまで思った妹Jだったが
そのあまりのギャップに驚き
つつも

つたない会話で
そのヒトがパキスタンから来た方で
1年くらい住んでいることを聞きだした。


「で?名前は?」


「グッドゥース・・・って
聞こえたけど・・・・。」


と言ってまた麦茶を飲んで
帰って行った。


へ~。
なかなかイイヤツじゃないか。

それから1週間。

米を売って欲しいと

派遣先の会社の社長にお願いされて
30kgを3袋精米しに行く事になった。


かつてはウチにも精米機が
あったのだが

去年、これから精米しようと機械を
掃除するために一度回した時、

中にいたネズミをミンチに
してしまい壊れてしまっていた。


わざわざまた精米機を買うよりも
すぐ近くに精米所もある。

お金はかかるがメンテナンスの
必要もないのでそこを使用していたので
そのまま直行した。


その精米所のすぐ裏が
あのパネル板で囲まれた場所。


日は暮れて
辺りはほぼ真っ暗だった。

ひーとカイを
連れてその精米所で
30kgの米を一袋下ろし
精米を始めると

出来上がるまで
ヒマだった。


ひーとカイはいつもはない
シチュエーションに
テンションも上がり


きゃーきゃー騒いでいた。


すると。


暗がりからフラリと
ヒトが現れたのだ。

肌の色が浅黒く、
毛深く目鼻立ちのハッキリした
顔立ちの男。



「Oh!!グッドゥース!?」


初対面のクセに
超馴れ馴れしく呼んでしまった
わたし。


「たぶん、グッドゥースでしょ!?
この間、私の家族を助けてくれた
!?」


彼はわたしのあまりの
馴れ馴れしい態度に驚いたようであり
わたしの錆付いて腐敗しきった
英語も分からなかったようだ。


「ワタシ、ニホンゴチョット。
エイゴ モ チョット。」


とジェスチャーを交えて
話した。


「とにかくナイストゥミーチュー!!」

と行って彼に手をさし出し
おずおずと手を出した彼の手を
掴んでブンブン振った。


「オコメ、ワタシ、ヤル。」

グッドゥースは
精米が終わった米を袋に流し入れる
ステップを踏み

入り切った袋を外して
器用に縛った。

農家の方にはお馴染みの
この袋縛り。

フクザツではないが
独特であるのにサラっと縛っているのを
見て

コレが始めてではないな・・
きっと何処かの家で手伝ったことが
あるのだろう・・・




「どこに住んでるの?」

「ココ。」

彼はそのパネル板の向こうを
指差した。

トレーラーのウシロ部分を
改造してそこに社長と
一緒に寝泊りしているというのだ。

・・・・・・・・。



結局、彼は他の2袋も
精米をしてくれ

その終わる間、ウチの
ひーとカイと戯れていた。

「コーヒーでも飲む??」

「Oh!ノー!ノー!
ダイジョブ!!」

と言いながら自分が自動販売機に
駆けて行って

ひーとカイとわたしの分のジュースを
買って来てくれたのだ。


ひーは精米前に寄ったコンビニで
買ったカイの買ったおやつを

グッドゥースに渡していた。


カイと後でもめるぞ?

と思ったがその行為自体は
微笑ましく、黙っておいた。


最後の1袋が終わり、
縛り、わたしの車の荷台に
乗せてくれた。

「ホントにありがとう!!!
グッドゥース!!」

と言うと


「ノー、ノー、























ワタシ ノ ナマエ ハ
グッ●×$☆ШЛス」


・・・・・・・・。

聞き取れやしない(爆)



「じゃぁ、ホントにありがとう!!
グッドゥース!!
←失礼
またね!!」


グッドゥース、
超苦笑い。


手を振って別れた。


もし、家族から彼の話を
聞いていなかったら
怖かったかもしれない。

外国人の起こす事件は後を
絶たないし

ウチの地域では
あまり見かけないお国柄と顔立ち。

自分以外の誰かが犯した
凶悪事件でも同じ色眼鏡で
見られてしまう。

見知らぬ土地に
来て孤独に頑張らなければならない。

頼りになるのは自分だけ。






自分の留学時代を
思い出した。


今日もわたしは
ひーとカイを連れ実家の手伝い。

軽トラックでグッドゥースの
パネル板の家の前を通る。

彼がひょっこり顔を出した。


思わず手を振ると
ニコニコ笑って
手を振ってくれた。


こうやってこの土地に
馴染んで行くといいね。

グッドゥース。←失礼


がんばれよ。


こんなアプリが欲しかった

安部晋三さん・・・

ひとまず、























ウエシマ作戦成功
おめでとうございます!!

「私が新しい総裁に!!」

「いやいや私が!!」

「じゃぁ、僕がッ!!」























「どーぞ!!どーぞ」






ってな感じで
決まったんでしょ???


えええええ??

じゃなかったら

「ちょっとやってみたかっただけぇ❤」

っつって仮病ぶっこいて
総理大臣辞めたヒトが総裁になんて
なれるワケないじゃないですか!!


石破さんも

「どーぞ!どーぞ!」

ってあの手つきで
頚動脈めがけてスパッと
やってしまえば・・・

と、きっと今頃後悔しきりのはず・・


は・・・ヤバイ・・

こんなこと書いちゃったら
私の政治生命も危うくなるね・・←いつ政治家だったか







そんな



煮ても焼いても
クソはクソ。


の政治の話は
小脇によせて・・・。






褒めて伸ばす。


子育てには大変重要な事項だと
思います。


おおお!
なんだか子育てブログっぽい❤



あ、でも今日お話するのは
全く、子育てに関係あらず。


ちょっと!!
PCのケーブル細かく刻んで
炊き込んで
「はい❤ひじきゴハン❤」って
出してくれても
その超異物感は
否めないかんね??



そうそう。

それでね?

どうもこうもないヒトを
どーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーしても
褒めなきゃイケナイ時・・


アナタはどうしていますか?


褒めなきゃ・・

褒めなきゃ・・

って思っていても

褒めどころも見つかりゃしないし、

褒めたくもないんですけど・・


って時って長い人生の中に
随所にある。



例えばよ?

あまり仲良くもない・・
って言うより

ムシロ、敵対視されてるヒトの
赤ちゃんを褒める時。

可愛ければいい。
なんの問題もなく

「かわいいですね。」

と言えばいい。



ドチラかと言えば
ウチのひーとカイは残念ながら
私のDNAをフンダンに取り入れて
ザンネンな顔立ち。

生まれてすぐに
お見舞いに来てくれた

非常に少ないトモダチや
親戚縁者、ご近所さんたちは





「うわ・・おっきいね。」

「すごく元気そう。」

と、ご自分の中の
ポジティブワードを振り絞って
上記の言葉を送ってくださった。



それって・・・
























正解!!

だってその通り。

それ以外のウソワードは
返って
苦笑いと不信ムードを蔓延させるのみ。


だったら、
そんな時に備えておきたい
重要なワード対応機能が欲しい。


電話番号を知りたいときに
「104」をかけ


「野田総理の番号をお願いします。」

って言えば

「あいよ!
勝手につながるから
そこで鼻でもほじって待っとけ!!」

と言うような非常に
便利なサービスがあるじゃない?



そういう感じで
例えば「666」って番号に
かけて


「スミマセン!
今、知り合いのヒトの
かなり
オッサン顔の子を
どーしても褒めないと
いけないんですけど!!」


「はい。それではコチラをどうぞ。」
























『小さいのに既に
工場長の風格❤』



や、

「親友に新しい彼の写真
見せられたんですけど・・・
かなり恰幅がイイ方
どう褒めたらいいですか??」


「ハイ。ではコチラをどうぞ。」
























『なんだかとっても
骨密度が高そう!!』



などなど。

だれか、そういうサービス
開始したら?

アプリでもいい。


あ!特許は取るつもりないから
自由にアイデア盗んじゃって!!←いらない



この機能やサービスがあったら
ホントに使用したい状況に。


先日。


お世話になっている会社の
社長さんがご結婚された。


式は親戚のみの
もので

社員の方も招かれず。


社長は社長で奥様の紹介も
されずにいた。


社員の方々は

「奥様がどんな方かも
知らされてないけれど
お祝いって渡した方がいいの??」

皆、とてもモヤモヤした気分で
過ごしていた、ある日。


突然、チャラ男が←あ・・どの会社かバレた

「皆でお祝いの席設けて
あげるってのはどう??」


と提案してきたのである。

「Kさんも参加してくださいね。
























参加費、
1人10,000円で。」



私もお世話にはなっているが
果たして出席できる立場にあるか?


よくよく聞いてみると
チャラ男が勝手に結婚祝いとして
購入したバングルが結構高く

参加人数を増やさないと
ひとりひとりの経費がカサむと言うのだ。


バングル・・・

値段を聞いたら3万5千円。


社長・・

この間、オーブンレンジが
欲しいって言ってたぞ・・


もっと生活に根ざしたモノが
よかったのではないか??

とも思ったが
チャラ男なりに良かれと
思った行動であり

微妙な空気を引きずらないよう
皆を牽引しようと
立ち上がったことは尊敬に値する。


一同、レストランの予約を入れたり、

社長と奥様が入場の際に
流してもらう音楽を用意したり

披露宴をしていないため
ケーキ入刀をさせてあげたいと
ケーキを用意したり、

花を手配したりと
それはそれは頑張っていた。


ココロから彼らの
結婚を喜び、

まさに祝福ムード一色だった。


「そうそう。
奥様を褒めること、
忘れないでね。」


一番、長くお勤めのYマグチさんが
言った。


「結婚後、社長の実家に
行ったときに社長のご両親が
『私のことキレイ』って
一言も言わなかった!って
ご立腹だったと言っていたので・・。」

と暗い顔でおっしゃった。

おい・・・

それはヒトに強要して
言わすことじゃねーだろ・・

まぁ、でもお祝いの席だし
社交辞令として
なんとか頑張ってみるか・・←失礼

そして当日。

Yマグチさんのお義父様が
急逝されてしまい
彼女の欠席を除き、

約束の時間1時間も前に
社員5人と得意先の方6人
が集まった。

お店側に音楽を流すタイミングと

ケーキを運び込むタイミングを
打ち合わせして

花束を渡す係や

お祝いの言葉、

乾杯のアイサツ等々を決めた。

そして待ちに待った
社長と奥様が私たちの待つ
レストランの一室へ到着。


「うわぁ❤皆さん、
ありがとうございますぅ❤」


10代の女子のような
第一声に度肝を抜かれた一同。


それもそのはず。
奥様の年齢は私と同じ37歳。

疲れきった顔と
その声はあまりにも
似つかわしくなかったのだ。

フケ顔では定評のある
この私でも




負けた・・・


と思ったくらいである。



気を取り直し
お祝いの言葉を贈り、

チャラ男、待ち切れずに
奥様にキレイに包装された
プレゼントを手渡した。

「ええええ!?
こんなプレゼントまで用意して
いただいてスミマセン❤」

奥様は早速それを開けた。


そのテンションに
一瞬陰りが見えた。


そして変な間の後、

「ステキ~。シンプル~。
お揃いで
購入してくれたんですね~❤
























主人はしない
と思いますけど私はしますから❤」


一応、その場で付けて
下さったが、速攻で箱に
閉まってしまった。


微妙な空気はその後も
続く。


目の前に運ばれる料理。


私の出番か??

と思い、皿に盛り付けては

「はいよ!!
どんどん食えよッ!!」

と、まかないのオバサン級に
次々とさばいて行った。


が・・・・

奥様、最初のサラダを2口ほど
口に運んだだけで後の料理に一切
手を付けず。


幹事の社員さんが

「イタリアン・・
好きじゃなかったんですかね?」

と耳打ちしてきた。


奥様は社長を完全に背にして
隣にいた得意先の男性と
かなり盛り上がり中で

コチラの心配をよそに
楽しんでいるようだった。


「えええ!?そうなんですかぁ??
皆さん。聞いてくださ~い!
Oツカさん(奥様の隣のヒト)たら
関東一の営業マンなんですってぇ❤」


・・・・・・・。


いや・・・スゴイけど・・・

社長をないがしろにしてまで
皆に提供するほどの情報か?


「すご~い!」

「ホントにすごいですねぇ❤」


Oツカさんを延々褒め続ける
奥様。


社長を見ると超憮然顔。


いたたまれなくなり
まだ褒め続ける奥様をさえぎり、


「●さん(奥様)、
お料理冷めちゃう前に
どうぞ、召し上がってくださいね。」


と、言うと。



「わたし・・・・
























夜はあまり食べないんです。
だからこんなによそられても
困っちゃうんですけど。」



・・・・・・(。`Д´。)



「社長の奥様
とっても
おキレイですね!!
社長にはモッタイナイくらいですね!」


「こんなにステキな奥様で
社長は幸せモノですよ!!」


5万回は練習してきたこのフレーズ←ウソ
も速攻でどこか吹き飛んだ。

恩を着せたいワケではないが(私は何もしてないので)
皆の綿密な計画と
祝福のキモチはどうなる??



首根っこ掴んで外の芝生に
穴掘ってクビまで埋めて
「ほれ!!全部食えッ!!」
とテーブルに残った料理を
全て
押し込み、肥大した肝臓を
その場でちぎり取って
目の前でソテーしてくれるわ!!


この時ほど
冒頭のアプリやサービスが
必要だと思ったことはない。







後日。







「誰もキレイって








言ってくれなかった。」








とクレームがあったと








社長より通達。








皆、








当然、










聞こえないフリ。


もうこれ以上の暴動は起こさせはしない!

こんばんは~。

今日は2件の客先を訪問し、
夕方帰宅。

「夕方はだいぶ涼しくなったな~。」

と、履いていた
黒の膝丈ハイソックスのをふと見ると

「何、この新種のトレンカッ!!?」

的にカカト丸出しに
穴が開いていた。


「こんなところからも涼しさが
味わえるなんて・・
秋の訪れを感じるわ~❤」

なんて悠長に浸りながらも


どっちの客先も
靴を脱いで事務所に
上がらせて
もらったけど・・・

みんな気付いてた??


イロイロな想いが交錯し
胸が締め付けられました。



これが
























・・かな??



どうも、Bingoです。



つい先日。


妹Jを付き合わせて
『バイオハザード5』見に行って
来ましたよ!!!



3度のメシよりゾンビ好き!!

でお馴染みのこの私。


存分に浸りつつ、
映画館を出て

セレブチックにスターバックスへ。


妹とくだらなさ全快トークを
しつつコーヒーをすすり
30分ほどして

「ちょっとトイレ行ってくる。」


と妹Jが席を立った。


その間、カフェモカを
グビグビ飲んでいると

ふと斜めウシロの席の話声に
気を取られた。


「・・・あのオンナ。
大してかわいくもないクセに
●●さんに超媚びてて腹立つんだけど!」


「そうそう!!
『小嶋陽菜』に似てるとか言われて
いい気になってんじゃない??
全然似てないから。」


「どーにかしてやりたいよね。」

「ホント!」



悪意に満ち満ちて
延々、小嶋陽菜似の子バッシングを
繰り広げる会話。


ふと、中学校時代を
思い出した。


中1でクラスが一緒になった
ハッ息を呑むくらい
かわいい子が私の前の席になった。


屈託ない笑顔で

「私のこと、
はっちゃんって
呼んでね❤」

ええええ!!?










いいの??

こんなカメムシと
同レベルくらいの
オンナが
そんな馴れ馴れしく
呼んじゃっても??

同性でもウットリするくらいの
子だった。

「あなたはKちゃんだから・・・・














Kっでいいよね??」


・・・・・・・・(`Д´)

おい、アンタ・・
そこに他意はないだろうな・・!?

Kっぺ』はないだろうさ・・

と若干思いつつも

彼女の明るさとかわいさは
それすら即どうでもよくなるような
ものだった。

2年になり彼女とは
別々のクラスになり

部活も別だし
もともと品のある彼女と私は
共通するものは何もなく

アイサツはするものの
疎遠になった。

3年になったある日。

はっちゃんのクラスにいる
同じ部活の部長に

今日は部活をサボる連絡を
しに行くと

特にそんなに交流もない子たちが
私の周りを取り囲み、

「ねぇ。アレどう思う??」

低くドスの聞いた声で
はっちゃんの方をチラ見した。


はっちゃんの方を見ると
男の子たちが

それはそれは嬉しそうに
彼女に話しかけ、ウットリしている。


「なんかさ・・。
調子に乗ってると思わない??」


「え?何が。」


「何がって・・・
男子たちが群がってて
いい気になってるよね??」


はっちゃんが自ら男の群れに
飛び込み、はべらせ、かしずかせて
いるかのような言い草。

「はっちゃん、
そういう子じゃないよ?」


と言うと
まさかの裏切りモノをみる目つきで

「ゼッタイ、
男好きだと
思うけど!!
見れば
分かるじゃん!!」

口々に彼女に聞こえるように
いう十派一からげたち。


コイツらの
暴走を
どう止める??


「いや、どう見ても
はっちゃんの周りに
集まって来てるよね?」

それでも暴動がおきかねない様子。

マズイよ・・

「だって!しょうがないよ!
カワイイんだもん!!


























不細工不細工
なりの幸せもあるよ!
諦めてお互いがんばろう!!」


余計なことを言わせたら
天才的なBingo。 

慰めたつもりが
まさかの国交断絶。


その後、卒業後も
その子たちと話すことは
なかった。


アレくらいに毅然とした態度で
完全拒否を今の日本の外交も
出来れば見上げたものなのにと
ふと今思う。


キレイなオンナのヒトに同性とは
どうして

あれほどの

やっかみ、妬み、嫉み
を持って接するのだろうか・・


いいじゃん!

もう、自分の顔面、
受け入れて行こうぜ?

結構、美人て
大変な思いしてると思うよ??

よくよく考えてみたらさ。
可哀想だと思うよ??

オナラも豪快に人前で
できないし
←フツーのヒトもやらない

鼻毛がちょっとでも伸びてたら

「あんなにキレイなヒトが!!?」


ってドン引きされるでしょ??

その点、
不細工サイドは
気楽なモンでしょ。

鼻毛を豪快に伸ばして
三つ編みしてても

「うん。アイツだしね。」

ってすんなり受け入れて
もらえるよ??

よかったじゃん!

ビバッ!!不細工!!





「あーーー!!
ホント、イライラする!!」

美しくも切ない想い出から←どこが
先ほどの会話の主たちに引き戻された。


思わずチラ見する。


うーーーーーーん・・・
切ない感じ。


「まぁさ!そんなにヤサぐれないで
うすーーーーいコーヒーでもご馳走するから、元気だしなよ!!
そしてその利尿作用で『超膀胱美人』
なっちゃおうよ!
『内臓脂肪はヒドイですけどこんな美しい
膀胱は初めて見ました!』
って
人間ドックの担当者に言われるように
がんばろうッ!!」





と肩を抱いて








言って








やりたかったけど










今の中国よりも










激しい暴動が










起きかねないので










やめときました。



回想(83)

「連絡いただけてよかったです。
もう来週には帰国だったので
このまま売れずに終わるかと思ってました。」


やった!!!!!


シンチャンに送ってもらった直後、
子機を部屋に持ち込んで
電話をかけると

すぐさま出た電話の向こうの女性は
そう言った。

「失礼ですけど車の状態は
どんな感じですか?」

この間みたいなことは
もう懲り懲りだ。

「ワンオーナーの車ではないので
(今までに所有者が何人もいるという意味)
車を走らせる時に少し
クセがあると
思いますが
問題はないと思います。
ただ、数ヶ月前に左側のミラーを
当て逃げされてヒビが入ってます。」


それだけ??
エンジンに問題がないなら全然構わない!!


「すぐにでもお売りしたいんですけど
いつ来られますか?」

「じゃ、明日はどうですか!?」

「分かりました。
明日お待ちしてます。」


ラグナビーチ付近だという
住所をメモに書き留め
電話を切った。


これで明日車が決まれば
最悪、家が決まってなくても荷物を
運び出して出て行ける・・

そして再びダイヤルを
プッシュした。


「Hello??」


「シンチャン??」


「なんや、マッシュか。
ちゃんと英語で言わなあかんやろ。」


「そんな場合と違う!!
車決まるかも!!ホントに図々しいこと
承知でお願いするんだけど
明日、ラグナビーチまで
付き合って
くれない??」


「早ッ!!もう連絡したんか。
まぁ、何はともあれめでたいやんか。」


「ピザはホールでご馳走するし、
勿論、ガソリン代もお支払いしますんで
是非ともひとつよろしくお願いします!!」


「そんなに食えんし。
ほな。明日な。」


時間を決めて電話を切った。


フツフツと喜びが沸きあがり
サンバを踊りたい気分だった。


子機をこっそり充電器へ
戻そうと部屋を出ると
ドアのすぐ外にリエが立っていた。



・・・・・!!!!

何コイツ!??
立ち聞きしてた?


恐怖すら感じた。


そして薄れかけた怒りも
またムクムクと膨れ上がってくる。

頭の中を駆け巡る
罵倒ワード。


ここでコイツを
相手にするな。


わずかに冷静な自分が
なんとか押しとどめ
子機を握り締めリビングへ向かった。


リエが後をついて来た。


子機を充電器にセットして
キッチンに向かうと
更について来る。


晩御飯代わりに
シリアルを皿に盛り
黙って牛乳を注いだ。


キッチンの椅子に腰掛け
食べはじめようとしたとき
リエは話しかけてきた。


「今日、シンチャンと
何処に行ってきたの??」


これ以上このオンナと
関わってもいいことはない。

完全に無視することにした。


リエは目の前の椅子に座った。


「シンチャンと始めて会ったのに
普通ついてくぅ?」

完全に挑発している・・


黙々とシリアルを
口に運んだ。


「またさぁ。


























ヒトを利用しようとしてる
よねぇ。」


何かが私の中でキレた。


「アンタさ。
何がしたいワケ?」


「何がぁ?」


「アンタがやったこと
全部知ってるよ。」

リエの顔に焦りが見えた。

「何、リエのせいに
しようとしてんのぉ?」


「せっかく決まりかけてた部屋、
アンタがブチ壊したじゃん。」


「マッシュがあの子の
悪口言ったのホントのことじゃん?
リエ、教えてあげただけだし。」


「だからさ・・
それ、アンタに
何かメリット
あんの?」


「別にぃ。
ただ
何の苦労もなく
ヒトを利用して部屋探してるのが
ムカツクだけ。」



・・・・・・・。


「結局、マッシュは自分では
何もしてないじゃん。


























当てにして
使うことだけ
ウマイよねぇ。」


・・・・・・・(。`Д´。)



「ねぇ。私がどうしようと関係ないよね?
気に入らないならイチイチ干渉しないでくれる?
羨ましいの??


リエの顔はひきつり
言葉に詰まったようだった。



勝ったな。


いつの間にか
目の前の皿のシリアルは
なくなっていた。

もはや食べたかどうかの
実感も沸かなかったが
どうでもよかった。

さっさと皿を洗い
片付けてリエの脇をすり抜けると


「アンタ、
みんなに嫌われてるからね。
ホストにセクハラされたって
ウソまでついて同情買ってるって。」


リエの捨て台詞が
私の足を止めた。


「それで??
具体的に誰??」


リエの顔が真っ赤になった。

「言えないの?」


「ケンがそう言ってたし、
みんなもそう思ってるんだからね!」


リエは勝ち誇ったような
顔でにやりと笑った。


「で??
だから何?」


そんな答えが返って
くるとは思ってもみなかったのか
リエはキョトンとしていた。


「別にどーでも
いいけど
そんなこと。
そんな小さい
日本人のゴタゴタ
やるためにアメリカに来てないから。
アンタは
せいぜい頑張れば


「うるさいッ!!
早くでてけよ!!」

リエはキレ、わめいた。

そのリエの苦虫を噛み潰したような
顔が私のSの血を刺激した。

部屋に入る寸前、


「そう言えば、
シンチャン、



























アンタのこと
大嫌いだってよ。」


意地悪く言い放ち
部屋に入ると


外から

泣きながら

「死ね!」

「帰れッ!」

リエの金切り声が
家中に響く。

それすら小気味いいくらい

私はスッキリとした

気分だった。

回想(82)

シンチャンは海岸線沿いを走った。

等間隔に植えられたヤシの木が
カルフォルニアらしいな・・


カルフォルニア滞在歴も
浅いヒトなりの浅い感想を持ちつつ
ドライブを楽しんだ。


「たまにはこういうのも
いいやろ?」


って、いうか
アンタ、私の日常知らないだろ?


シンチャンはトボけているようで
実はキレ者タイプだろう。


確かにいい気分転換になる。


抱えている山積みの問題も
今は考えなくてもイイ気がする。



しばらく走り
自分たちの街へ戻るフリーウェイに
乗った。


が、すぐ途中で降りた。


今度はどこへ???



降りてすぐに


ヤオハンがあった。



ええええ!!?
アメリカにも
ヤオハンが!!?


「日本のスーパーに
来た事ないやろ??」


「ない!!ないどころか
日本のスーパーがあるってことも
知らなかった!!」


駐車場に車を停め
すぐさま店内へ。

言い知れぬ感動があった。

ヤオハンには食料品だけではなく

本屋も

雑貨屋も

美容室もあった。


全て日本のモノ。


まだ数ヶ月しかアメリカにいないのに
ナゼ、こんなにも懐かしいのか・・


呆然としていると


「こっちや!こっち!!」


トイレへ続く廊下から
シンチャンが手招きしている。


トイレには用ないぞ!?


と思いつつシンチャンに
近づいて行くと

「コレやコレ。
アンタが必要なモン。」


シンチャンが指した壁には

ところ狭しと
日本人の張りつけた
広告が貼られていた。


「帰国のため、家財道具売ります。」

「2人掛け用ソファ、50ドル。」

「ベビー用品、お譲りします。」

などなど。


その中で一番多くを占める広告。


「車売ります。」



・・・・・( ̄□ ̄;)!!!!!


シンチャン!!!
アンタ、救世主かッ!!?


金額は600ドルから
5000ドルくらいと
実に幅広かった。


「600ドルには
手を出さん方がいい。

私のココロを見透かしたように
シンチャンは言った。


「どれがいいか判断付かないけど
なるべくいいモノを安く買いたい。」


「誰だってそうやろ。」


私は多々あるその広告を
穴の開くほど見つめ
最終的に2つに絞った。


「この青いコンパクトカーの1500ドルか
こっちの白のマスタング2000ドルか。
シンチャンならどっちを選ぶ??」


「どっちも悪くないと思うけどこっちの
3000ドルじゃ
あかんか?」


「2000ドルが上限。」


「なんかマッシュ、
貧乏そうやもんな。」


「失礼だろ。」

ゲラゲラ笑いながら
一応、どっちの連絡先も
ゲットした。


「今日のノルマは達成やな。
ほな帰ろか。」


捨てる神あれば
拾う神あり。

運が向いて来たんじゃないか??


「シンチャン。」

思い切って声をかける。


「なんや、
告るんや
ないやろな。」


「違うし。
大変申し訳ないんですが・・。」

「なんや。」


「付き合って欲しいんですが・・。」

「やっぱり惚れたんか??」


「ちげーし。
車の所有者と連絡取れたら一緒に
行って欲しいんだけど・・。
車の良し悪し分かるヒトに見て欲しいから。」


「そっちか・・。
ま、惚れられてもしゃーないくらい
格好イイけどな。」


行動はね。」

「それがヒトにモノを頼む態度か。」

「すみません。
是非ともよろしくお願いします。
タダとは申しませんので。」

「貧乏人から銭は取れへん。」


「誰も銭をやるとは言ってない。
って言ってもゴハンを奢るってことで
どうでしょう?」

「ま、ピザくらい奢ってもらうか。」


「シンチャンさま。
本当にありがとうございます~。」


この偶然が偶然を呼んだ

救世主シンチャンとの
出会いで

私の運は徐々に
上向いていく・・・

などと

勝手なバーチャルナレーション
を入れたくなるほど

気分は晴れ晴れとしていた。



一足いかが?

汗をかきまくった我が子の
ものすごいスエた頭の嗅いで

「あぁ。夏だな。」


と改めて季節を実感していた
夏も終焉を迎えつつありますね。

いかがお過ごしですか?
Bingoです。



人生において
とても難しい局面に立たされることが
日常にはよくあるものです。



アナタはヒトを
信用に値する
人物と判断するとき
何を基準にしますか?


例えばよ?


割と遠い場所に仕事に行き、
少し時間が空いて

たまたま近くにあった百貨店。

たまたま持っていたその店の
商品券。

そしてたまたまの
セール期間中。


「仕事靴が安い!!」

大して選びもせず1足掴んでレジへ。


「これくださいッ!!」

0.2秒で即買い。



バックバンドがバカになっていて
いつも靴が脱げ、

脱げてはバンドを上げ、

上げても落ち、

そしてまた脱げる・・

の繰り返しから
開放される・・・




ずーーーーっと長い間、
軟禁状態だった
アウンサン・スーチーさんも
こんなキモチだったのかなぁ・・・


とスーチーさんが
聞いていたらスーチーさんに
2000年ほど監禁され兼ねない
感想を抱きつつ帰宅。

明日から早速履いてやるかな。←ものすごい上から

と試し履き。←この時点で試し履き


おや??


右足に違和感。


ドチラも脱ぎ裏返しにしてみると

左24.0cm。
右23.5cm。


;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブッ

サイズが違う・・。
ジャストサイズは24.0のBingo。

その一部始終を脇で見ていたダンナ。


「まさか・・それ交換して
もらって
くるんでしょ??」


「え??なんで?
たかだか
0.5cm違うくらいで?」


ダンナのこれ以上ないくらいの
不審者を見る目つき。


ヤバイ・・
呆れているな・・

慌てて付け足す。


「ここから
車で2時間もかかる店だし。」



「ねぇ。

























そんな
テキトーに
生きてて
もいいの?

























一応、
経理の仕事してるのに・・。」


・・・・・・( ゚Д゚)・・・


なんすか!?
私の0.5cmの靴のサイズの違いが
人類を滅亡させるとでも??


 
   0.5cmの差    
      ↓
 足裏の汗腺を極端に刺激
      ↓
 ハンパないない汗の量
      ↓
1ヶ月後世界の陸地ほぼ沈没
      ↓
半年後、汗の刺激臭にて人類、
精神に異常をきたす。
      ↓
異常をきたした核保有国の大統領、
核爆弾スイッチ乱れ打ち。



っていいたいのか??



「意外に0.5cm差もイケル!!
これでヒトとしての幅も広がったな!
ってことでどうよ?」

と一応ポジティブな面を指摘してみるも


ダンナの目からかすかな輝きさえ
奪われ

「Kちゃんがいいなら
それでいいんじゃない?」


完全に諦めたご様子。

違和感ありありの湿った空気を
感じたのか、ひーが口を挟む。


「ママ。
ママが好きなように
履けば
いいんだよ?
























どれもあんまり
似合わないんだから。

ね❤」




・・・・・・・・・(。`Д´。)


だ・か・ら!!

フォローのフリしてトドメ差しに
くんの
やめてくれる??

幅広甲高アブラ足
のニンゲンは裸足がお似合
ってか!??

アンタも多分同じような足になるよ!
遺伝とはそういうモンだ!!





そんな私に








似合いそうな靴









見つけましたので










ご紹介。










これと






これ。




あなたも仕事用に









一足いかが??


回想(81)

「急に誘って悪かったな。」

シンチャンとやらは運転しながら
そういった。

「授業受ける気分ではなかったんで
ちょうどよかったかも。」


「そやろ??そんな顔してたし。」


・・・・・・(`Δ´)

「っていうか・・。」


「何?」


「その帽子、めっちゃ邪魔です。」

「でも似合ってるやろ?」

そういいつつ

ヒトの視界をも遮るほどの
インパクト最強の帽子を脱いだ。


「って言うか、なんで誘われたか
謎なんですが・・。」


「そんなの決まってるやん。
























帰り、一人で帰ってくるの
つまらんから。」


・・・・・・・。


アンタ・・
自由過ぎだろ・・



聞けば、このシンチャン。

もう3年ほども住んでいて
あの学校に一応在籍していることにして
ビザを得ていると言った。


「もう、あの学校で学ぶ事はない。」


「ホントに勉強する気で来てるなら
アメ人しかいないようなとこに行くしかない。」


ウシロのテツというヒトが言った。


「車ないと動きも取れなくて
行動範囲も狭くなるからキビシイけどな。」


車・・!!!


「こんな話するのもなんですが
車ってディーラーで買ったんですか?」


「そんなワケないやん!
スーパーとかの張り紙で。」


「そうですか・・。
いいのが見つからなくて。」



「あの辺のスーパーで探してるん?
見つかるワケないやん。
それにアメ人の車のメンテは最悪だから
日本人から買う方がイイ。」

「それに2000ドルくらいは
最低出さないと当たりはない。」


「やっぱり800ドルで買おうとしたのは
間違いですかね?」


「えええ!?800ドルで買えたとしても
もって3ヶ月やで!」


何の情報もないところから
始めると痛い目に会う・・


こうして情報を得られただけでも
拉致されたのはムダでもなかった。



LAX空港(ロサンジェルス空港)・・

数ヶ月ぶりで訪れた場所は
相変わらず利用者で溢れていた。


「メシでも食おうか?」

「日本食やな!」


しょうが焼き・・・

注文前なのに何リットルもの
ヨダレが出てくるのを感じる。


「ここはおごりだから。」

「え?いや・・
おごってもらう理由ないですから。」


「ええねん。
ドル使い切って行かないとダメなんやから。」


久々に味わった日本食・・

悪い事ばかりでも
ないか・・


朝の怒りも全て消えたわけでも
なかったがだいぶ落ち着いていた。


「そろそろ行くかな。
送ってくれてありがとう。またな。」

テツさんはアッサリと
帰国するためのゲートを
くぐり手を振って行ってしまった。


「ほな、行くか。」


・・・え??

これで終わり??


涙の別れは??

ハグは??

飛ぶ飛行機を見送ったりは???


ゲートを後にして
駐車場へ向かうシンチャンの
後を追う。


「見送りってこんなにアッサリ??」


「もう何人も見送り過ぎて
慣れたわ。」


「へぇ・・。」


車まで来ると

「それじゃ、出掛けますか?」


「え?どこに?
帰るんじゃないの??」


「ちょっと寄り道しても構わんやろ。
人生長いし。」


そういって運転席に

乗り込むシンチャンの後に続き

私も車に乗り込むしかなかった。



回想(80)

やっぱり部屋を決めてしまおう。


ホームステイ・・
第二の家族と呼べるような
関係を作りたかった・・


初めてアメリカの地で

ホストマザーからの
奴隷のような扱いと

ホストファザーからの
セクハラ暴行未遂と

定まらない住所、

日本人同士の足の引っ張り合い。



コレ以上に精神的に
嫌な思いをするくらいなら

もうアパート暮らしをした方がいいのかも。

それが
浅い眠りの中、
出した結論だった。



私はいつもより少し早目に
家を出た。


気候もだいぶ夏に向かい
自分が訪れた3月下旬よりも
日差しが強くなっていることに気付く。


自転車を漕ぎ、
ウォールナットストリートを
まっすぐに走って行く。

ひたすら真っ直ぐな道。


自分もまっすぐ前に進まないと。



学校に着いて
昨日の上級クラスの子を
探そうとすると

それよりも早く
その子がやってきた。


「昨日の話なんだけど
わたし・・。」

そう話しはじめると
すぐさま遮られた。


「その事なんだけど・・。
2人部屋だからもう一人探してたじゃん?
でね、すぐ決まったんだけど・・。」


「よかった!じゃぁ、
その子と一緒に住むって
ことで決まり??」


「いや、そうじゃなくて。
その子がね・・



























マッシュとは
ゼッタイに部屋を
シェアしたくないって。」


え・・・???

話が全く見えなかった。


「って言うか、
その子って誰??」

キョトンとしていると

「昨日、入って来た子。」

あぁ。
あのちょっと雰囲気が怖そうな子・・・


「あの子となんかあった?
あの子は昨日即決して
マッシュのことも話しておいたんだけど
昨日の時点ではあの子もOKしてたんだよ。
今朝になって、イヤだって言われてさ~。」



さらにワケが分からない。


「いや、でも
私も行くところないから
そこに決めたいんだけど。」


「ごめんね。
あの子と直接話してみてくれる?
それで和解できればそれに
越したことないから。」


上級クラスの子は部屋を出て行った。



私は昨日のその子を探した。

上級クラスの一番端の席に
坐り、本を読んでいた。


「おはよう。」


ウシロから声をかけた。

その子は振り返って

「あ、おはよう。」

と返してきた。


「あの・・・、
コンドミニアムの件なんだけど。」

と切り出すと
その子の顔は夏の雷雨前の
空くらい曇った。


「もしかしてマッシュって
呼ばれてるヒト?」


「え?そう。私もあの部屋に
住みたいんだけど。
あなたが嫌がってるって聞いて
なんでかな?と・・。」


その子の顔はみるみる紅潮し
キツく険しくなった。

「誰だって、アンタと住みたく
ないと思うけど?」


いきなり、アンタ呼ばわり・・・


「え?私何かした?
こうして話すのも初めてなのに?」


「そうだよね。
アンタは話した事もない人間に
『感じ悪そう』とか『キツそうな顔』
とか平気でいうヒトでしょ?
そんなヒトと誰が一緒に住みたい??


























ゼッタイ、
嫌なんだけど!!」


ものスゴイ勢いでまくし立てられた。



思ったことは事実だけど
そんなにハッキリとは言ってないぞ。

しかも誰がそんなことを彼女に???



「っつーか、誰から聞いたの?」


「誰からとか関係なくない?」


「いや、そこまで直接的なこと
言った覚えないから。」


「ソレっぽいこと言ったのは
事実でしょ?
アンタの評判最悪だよ?
最初のホストと折り合い悪いからって
セクハラ受けたってでっちあげて
その後、リエって子にトモダチして
騙してその子の家に転がり込んで。
出て行くって言いながら
いつまでも出て行かないんだってね。
最悪じゃない?



















早く日本に帰れば?」


・・・・・・・・。


リエか!!
アイツ・・・!!!

あることないこと吹き込みやがって。

怒りで震える自分がいた。


どっちにしたって
こんなオンナと一緒に住める
ワケもない。

だが黙ってもいられず


「確かに話したこともないヒトに
対してあまり感じのよくない印象を
言ったのは謝るけど、
アンタもヒトの話を鵜呑みにしないで
裏を取ってからモノを言いなよ。
どんな目にあったかなんてアンタに
分かってもらいたくもないけど。
それに私が日本にいつ帰ろうかなんて
アンタには全く関係ないこと
なんだから、とやかく口出すなよ。」

面と向かって静かに
言ってやった。


完全に決裂した。



なんで・・?
せっかくのチャンスを
フイにするようなことを??

リエに対して憎悪の塊に
なりつつあった。


出て行くことが
アンタの望みなんじゃないの??


自分のミドルクラスに
戻るとリエが前の方の席にいるのが
見えた。

自分の原動力は

怒り・・


怒りに任せ
リエに近づいて行こうとすると


「誰か!ヒマなヤツおらへん??」


振り返ると

完全な不審者。

特大のメキシカンハットをかぶった
ひょろひょろ体系の
日本人。


見た事のない顔。

「シンチャン!!
久しぶり~❤」


リエが猫撫で声で振り返った。


「今から、空港までテツのこと
送ってくんやけど誰かヒマなヤツ
付きあわへん??」


テンガロンハットのツバが
私の顔をかすめる。


「行く!行く!
リエが行く~!!」

広げていた教科書をバッグに
しまいこんでいるリエをよそに


「アンタ、ヒマそうやから
付き合え。」

背負ったままの私のバックパックを
引っ掴み

「早く、間に合わなくなる!!」

転びまろびつ私は無理やり

そのシンチャンとやらの

車に乗ることになった。



「危なッ!!
危うくリエが来るとこやったわ!
オレ、アイツ嫌いやから。」


「オレもダメ。」

車の中に乗っていたヒトも
続けてそういった。

なんだかワケの分からないこと
になったが

コイツのオカゲで
怒りをブチまけずに済んだ・・・

授業を受けるような
気分じゃないことは確かだ。

このまま成り行きに
任せよう。


回想(79)

「え?はい!!
それじゃ、すぐにでも!!
申し訳ないですけど
よろしくお願いします!!」

学校を出てから急ぎ足で
近くのスーパー前にある
公衆電話から電話をかけると

車の持ち主である
「タケ」さんと連絡が取れた。


割と近くに住んでいて
すぐに車を見せに来てくれることになった。


やった!!
コレで車が手に入りさえすれば・・・


部屋ももしかすると
決まるかもしれない。



やっと落ち着ける。


ウキウキしながらも
これからの出費を考えると
気が滅入る。


そうこうしているウチに
スーパーの駐車場に赤いステーションワゴンが
入ってきた。


きっとアレだ!!


案の定、その車は
私の目の前で止まった。


「Kさんですか?
一旦、車停めてさせてください。」


そのまま私の前を通り過ぎて
空いている駐車スペースに
停められた。


「こんにちは。
連絡ありがとうございます。」


「こちらこそ、
わざわざありがとうございます。」


私はそのワゴンを外から
眺め回した。


800ドルとしてはとても
キレイにされていて
申し分ない。


「中を見てもいいですか?」


「どうぞ。」


運転席を開け・・

そうだ、こっちは助手席か。

反対側に回り
開けて見た。


中もキレイだった。

なんでコレで800ドル?


「800ドルって安くないですか?」


「もっと高くても買ってくれます??」


「いえ、それはないですけど
どうしてかな・・と。」


「走行距離がかなりいってるんで・・。」


距離数を見ると・・


日本の距離数にして
20万キロを超えていた。


地球一周が4万キロとして・・
5週もしてるってか!!?


日本では10万キロで
乗り換えが無難と聞く。

その倍を走っていて
なんともないのだろうか。


私が黙り込みいろんなことに
思いを馳せているのを
感じたのか

タケさんは

「アメリカでは割りとフツーですよ。
気候があまり変わらないので
この距離数を乗っていてもダメージが
少ないみたいです。」

そう付け加えた。


「少し走って来てもいいですか?」

「どうぞ。」


と言いつつも少し不安な
顔つきだったが

私は車に乗り込んで
スーパーの駐車場を出た。



わたし・・
アメリカで運転してる・・!!


心臓がバクバクした。


少し走ると車の違和感に気付く。


この違和感は何??


私はそのまますぐそばの
ハイウェイに乗ってスピードを
出して見ることにした。


100キロを平気で出して
ガンガンすっ飛ばしていく
車たち。


心拍数を上げ
そのままその中へ突っ込んで行く。


そしてなんとか波に乗る。



コレか・・・


そこで始めて
違和感が何であるかに
気付いた。

マニュアル車のシフトノブが
尋常じゃないくらい
ガタガタと振動している。

いっちゃってるのは走行距離だけ
じゃないじゃないか。


コレって普通じゃないよね?

あまりにも振動に怖くなり
すぐさまハイウェイを降りた。


コレはゼッタイに
トラブルになる・・


そんな予感がする。


10分ほどして
私は元のスーパーに戻った。



タケさんがにこやかに
近づいてくるのが見える。


車から降りながら


「すみません。
ちょっと不安な点を見つけてしまったので
申し訳ないのですが買えません。」


「やっぱり・・。」


タケさんはそう言って
苦笑した。


やっぱり・・って
アンタ知っててこの車を!!?


だから、800ドル・・


800ドルで

自分の命を引き換えにはできない。


また、イチから探さないとな・・・



安物買いの銭失い。


賢者はよく言ったモンだな・・

感心しつつ

駐車場を出て行く

タケさんを見送った。


やっぱりそれは必要なのか?

さてと!!


主婦の皆さんがとっても
気になってる話題から
入っちゃおうかしら??

























尖閣問題ッ!!


え?興味ないッ!?

スギちゃんさんの来年の動向くらい
興味がない??

失礼だろッ!!←お前がな

もうちょっと注目してあげよ~よ~


早くも話題がそれ気味なので
戻しますか?


え?別にいい??

どーせ、アンタの

うすーーーくて

せまーーーい

例え話で世界の動向を
スライスする気でしょって??


その通りッ!!


まぁね、外交問題にウルサイBingoに
言わせればですよ?←いつ

例えるならば

まさに『ドラエもん』の世界
なんです。


「オレのものはオレのもの!
オマエのものもオレのもの!」

と尖閣諸島を我が領土と
言い張る中国はジャイアン。


「なんだよ!のび太のクセにっ!」

とウジウジネチネチ竹島を
かすめ取ろうとしている韓国がスネオ。


「ど~ら゛~え゛~ぼ~ん゛!!」

と毅然とした態度も取れず
右往左往している日本がのび太。


「もう、仕方がないな~。
のび太くんは~。」

と言いつつ、愚にも付かない
アイテムを出すドラエもんがアメリカ。


大抵の場合、『どこでもドア』で
ほぼ済む話を毎回しょーもないアイテムを
出してお茶を濁しているように


「な゛ん゛どがじでぇぇぇえッ!!」

の悲痛な叫びにも


「任せといてッ!!



テケテケンッ!!←アイテム出すときの音




















ふ~て~ん~ま~き~ちぃ~。」



とか










「お~す~ぷ~れ~い~。」

とか死ぬほどどうでもいいような
ものしかご用意なさらないどころか

今回は

「たまには
自分で
なんとかしたら。」


鼻をほじりつつ、
読んでるようなフリして実は読んでない
英字新聞に目を通しているような態度。


あの割と温和なしずかちゃんだって


「その水色の皮剥いで
機械油点す代わりに
ごま油注ぐぞッ!!」

と言いかねないほどの愚行。


それならもういっそのこと

旧ソ連が開発したことで有名な
バミューダトライアングル装置
を拝借して←そんな事実はない

勝手に入ったヒトは皆、
跡形もなく消滅させる
という手もある。

もしくは

あの海域にしか生息できない
30メートル級の巨大人喰いサメ
何万匹も解き放っておくという手はどうか?



じゃぁさッ!!

もう、ぜんっぜん関係ない
第三国にあげるっつーのは
どうよ?

元々、領土が小さな国に

サンタ気取りで靴下に詰めて
「おらよッ!!」って
差し上げたら喜ばれるんじゃない?

割と小さめだし
あの島。




そんな国交も綱渡り状態の昨今。


ウチのひーとカイも
元気に育っております。

お盆休み明けに

「不審者への尋問か??」

と言わんばかりに


「夏休みは何処かに
おでかけしたの~??」


などと保育園で聞かれまくり
スーパー以外に行っていないことに
ふと気付かされる初秋。



「割と涼しいところに
行って来ました。」


「軽井沢とか??」

などと聞かれ


「涼しいとこっつったら
スーパーじゃろがいッ!!」

え?今しがたゲリラ豪雨でも
来ましたか?

というくらいの
ツバを飛ばして言えるくらいの
社交性を持ち合わせているくらいならば

もっと別の人生を歩んでいたであろう
このわたし。


「いえ。そんな立派な場所では
ないですよ~。」


「ディズニーランド行ったんだ~。」

だの


「流れるプール楽しかった~❤」


と、こどもたちの夏休みエピソード
を背に受けていれば

誰が胸を張って

「イオンに行きましたが
何かご質問は!!?」

と記者会見クラスのマイクの束を前にして
声高らかに叫ばれようか。

そう。

相変わらず、
お出かけと言えばスーパーと
決まっているBingo家。

カイもだいぶ大きくなり、
もう日本語も割りとペラペラに
なってきた。


しかし。


それなのにナゼ??




『なぜ拾い食うのか。
それはそこに落ちているからだ。』

登山をするヒトの名言のように
カイはいまだに拾い喰いをする。

家の中で落としたモノくらいは

「ま、範囲内だな。」←おい

その内、免疫も抜群について
ものスゴイ疫病が世界を席巻し、

人類が滅亡してもカイひとりは
きっと生き残れるにちがいない。

強い人間になれよ。


という親からのエールに他ならない。←もう注意するのが面倒なだけ




だが。


さすがにコレをスーパーで
やられると非常に困る。

大人しく店内を回っていると思えば
陳列されている商品を
勝手に掴んで口へ運ぼうとしていたりする。


「おい!!」

慌てて取り上げ、

「カイ。コレは『ピッ!』
レジでやってもらってからじゃないとダメ。」


「なんでぇ?くしゃってる(腐ってる)のぉ?」


あまりにも何度も繰り返すので
あるとき、

「コレは腐ってるから口に
入れちゃダメ!!」

と、なんでもござれのカイに
かなり酸味の増したキムチを
口へ放り込んでやったことがあった。←虐待ではないのかという質問は野田総理宛てに


そのときの鮮明な記憶が
フラッシュバックするのか

『腐っている』

というワードにやたらと敏感になったのだ。


なのに・・・

気付けば口に持って行っている。
もう本能というしかない。


「ママ!カイがまた食べてる!!」

ひーが鬼看守役をかって出て
執拗につけまわし大声で注意するという
一連のコントが始まる。

いつしかスーパーは涼しく快適な場所から
異常に辛く険しく切り立った崖みたいな
場所になった。


ようやくレジにレジに辿り着き、
カゴを置く。


「ママ!!またカイがッ!!」

カイは隠し持っていたガムにかぶり付き
3分の1が元がどんなだったか
想像がつかないくらいどえらいことに
なっているではないか。


「カイ!!ダメ!!
それ


























腐ってるのッ!!
ぜーんぶ、
腐ってるのッ!!」

ひーが、カイの鼓膜めがけ
絶叫。

店員並びに客のいる中、

営業妨害で告訴されても
文句は言えないくらいの発言。


「じぇんぶぅ?(全部)くしゃって
(腐って)るの?

























この、
おばしゃん(オバサン)もぉ?」


・・・・・・・・( ̄□ ̄;)!!

レジにいた私とそれほど変わらないで
あろう店員フリーズ。


「カイ!!このヒトはオバサン
じゃないよ!!
























オバサンママでしょ!!
ねぇ?マぁマ?」


・・・・・(。`Д´。)

当の本人に同意求めんなッ!!
たいがい失礼だろッ!!
ま、疑う余地なんて
1mmもない鑑定書付けてもらえるほど
のオバサンだけどなッ!!




もはやガムかどうかも








アヤシイ形状の物体。








顔色も変えず








バーコード読み込ませて








くれた店員さん。








「領収済み」のテープ








やっぱ必要?