昨日、地上波(テレビ東京)で放映していました。
久しぶりにみました、ジョンQ。
昨日は途中からラストにかけてだけみましたが、
公開された年か翌年くらいにレンタルでみたんですよね。
アメリカの医療・保険制度を風刺した作品なのですが、
日本人がみても胸にきます。
幼い息子が野球の試合で倒れます。
いますぐにでも心臓を移植しないと危ない状態です。
ところが、父親のジョン(デンゼル・ワシントン)は
リストラ間近の降格処分でパートタイム勤務になっていて、
会社が無断で保険も安いものにかえていたんです!
高額の移植費用が払えないどころか、
移植待ちのリストにのせるための費用も出せない、
おまけに病院にいるための費用も出ない・・・。退院勧告?
「なんとかして」と悲痛な妻の叫びにジョンは、
心臓外科医などを人質に病院にたてこもり、
息子を助けろと要求します。
紆余曲折あり、
心臓移植のリストにのせてもらう要求も通らないと知った父親は、
自殺をするから自分の心臓を息子にと、人質の外科医に要求。
さて、結末は?(最後の行にかきます)
どうにもならない現実。
神に従えといわれても出来るわけないですよねー、
いまにも自分の息子が死にそうなときに。
でも彼の行動を正当化すると、
病気の子供をかかえた、貧乏で保険にはいれない世帯の親は、
みんな同じ事件を起こしてしまうかもしれません。
病院内の人質たちは、
みんな彼の行動に理解をしめしてはいますが、何もできません。
さー、どうしましょう。どどど、どうしましょう!
親の強い愛情とアメリカの保険制度の風刺。
でもこれって、日本でも考えさせられることいっぱいあります。
デンゼル・ワシントンと息子役の子がとってもいいです!
にくたらしい白人役がまたとっても憎たらしくていいです!
オススメ映画♪
余談ですが、
吹替では、「24」のジャック・バウワーを吹替えてる人が
主人公を担当しているので、
「24」の吹替えに慣れてると、違和感あるかもしれませんので、
字幕でDVDみてくださいね。
さて、結末です。読みたい人だけ読んでください。
ジョンが診療ベッドの上で拳銃自殺をしようとしています。
人質の医者や看護婦は彼の意図を理解して、
かたわらで見守っています。
一度引き金をひきますが、
安全装置を外し忘れていて死ねません。
そのとき、別の場所で死亡した女性の心臓に適合するのが、
息子のマイクだけだと連絡が入ります。
あわてて、ジョンへ無線連絡する妻。
でも自殺を決意しているジョンは無線を切ってしまいます。
妻は警官の静止をふりきり病院へかけだして!
・・・。
裁判で3年くらいの実刑になりそうなところで終ります。
最後にマイクが父親に「ありがとう」とそしていつものポーズを。