緒形拳さんの遺作ともなったドラマなので、
どうしても気になって夜中に録画したのを見ました。
(今とても眠くて大変です(^^;))
倉本聰さんが「テレビ局に絶望」したので、
もうこれで脚本はかかないと言っていたことも思い出しました。
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以下、ネタばれです。
倉本聰さんらしいテンポとムードで物語が進みます。
中井貴一さん扮する主人公は東京で麻酔医をしています。
とても信頼されていて、
政治的にシークレットな患者(奥田瑛二さん)への麻酔を依頼されるなど、
忙しいベテラン医のようでした。
でも、女性にはだらしないようです。
子供達(黒木メイサさんと神木隆之介くん)と別れたのは、
自分の浮気(浮気相手は伊藤蘭さん)のせいで、
妻(メイサさんたちの母親)が自殺したというのが原因のようです。
いまも患者だったピアニストの卵(平原綾香さん)と、
愛人関係(プラトニック)を楽しんでいるようでした。
子供をひきとって育てているのは富良野の赤ひげ先生(緒形拳さん)。
ボケ老人で大滝秀治さんが出てきて驚きました。
孫の女の子(メイサさん)は海外でしっかり学んだ後、
祖母・母と愛した「風のガーデン」でガーデニングをしています。
弟(神木隆之介さん)は施設にいましたが、今は祖父に引き取られ、
ガーデンで一緒に生活しています。
14,5歳ですが、7歳くらいの知能というセリフがありました。
祖父が考えた花言葉をくり返しくり返し唱えています。
弟の死期が近いような話でした。
こんな中、主人公の麻酔医は、夜中に自分でエコーをとり、
自分が非常にはやい進行性のガンにおかされていると気づきます。
来週は自覚した彼がどう動いていくかのようです。
何年かぶりに娘の顔を見るために、
彼女が出場する札幌のソーラン祭りに行くような予告でした。
「人は最期に何処に還るのだろう」
重いテーマですが、倉本脚本らしいドラマのようです。
気持ちが重くなるので、凹んでるときには見ないほうがいいなと思いました。
緒形拳さんの祖父役。
孫に「男を知っていますか」と興味本位の質問をして怒られるシーンなど、
真面目で不器用で、不思議なイメージのする祖父でした。
いままでのイメージとちょっと違う男性を演じている気がして、
息子と対したときにどうなるのかと?、
今後の展開も気になりました。