伴奏のみのエンディング部分。
切なげなエンディングの伴奏に乗ってのアップライトスピン。1番と2番の間奏にもあったアップライトスピンだが、こちらではレイバックスピンにはならずに、夢の中での逢瀬を慈しむような感じ。この横浜公演のときは、オープニング、プログラム、フィナーレと、どれもスピンが印象的だったけれど、特に、プログラム中のスピンは2つとも曲調にとてもよく合っていたと思う。センチメンタルな旋律に繊細なスピンはよく似合う。
しかし、スピンが終わって、いわゆる「夢オチだった」というこの場面は、さすがにドタッと倒れ過ぎだ。一緒に見に行っていた友人などは「最後はひっくり返っちゃってたじゃないw」と笑っていたぐらいだった。照明を1回落として、その間に横たわるというのも、見え見えといえばそうだが、最後にきて「ドタッ」では、「あらあらどうしたの?ひっくり返っちゃって」と思わざるを得ない。それぐらい唐突に見える倒れ方だった。他にやりようはなかったのかと思うし、見ている方も「夢から覚める」というか、いきなり我に返ってしまうと思う。
この場面は、夢から覚めて「夢の中だけど想いを交わし合った」という満足感に微笑む、といったところだろうか。こういうところの表情とかは「役者だな〜」と思うのだが、しかし、さんざん掛け違いや食い違い、「いいな」と思うところと「なんじゃこりゃ」な部分が入り混じった状態のまま、「夢オチでした」というのも、正直ガッカリなところではあった。夢って辻褄が合わなくて、カオスなもの、といえばそうだが、置いてきぼりを食らったまま、「夢だったんで」で終わられたのでは、ポカンとなるのも無理ないと思う。










