この作品は東映配給で新宿では東宝系のTOHO新宿、松竹系の新宿ピカデリーそのどちらでも上映がなく
T-JOY(東映系)系のバルト9に久々に来た。バルト9は前の2館に比べ料金が高いので基本行かない(シニアも65歳以上、学生も1600円であるがT-JOYは劇場が少ないのであるがこの新宿のような場所では選ばれてしまうので不利である。よって本作のような東映配給系の作品はここに皆が来るようにするには近隣劇場で上映させなければバルト9に集まるという事かもしれない。
TOHOでも立川立飛では上映があるようだ。

新宿伊勢丹はもうクリスマス商戦真っ只中。この時期は特にみなここに買い物に来る。
伊勢丹には自分はもはや買うものが無く
7Fにある和食会席 分とく山 にしか来なくなったがこういう日はとても混んでいるのでパス。
この分とく山の隣にある店には自分が尊敬する美川憲一が時々来るようだ。

ここは新宿ピカデリー程ではないがけっこう混んでいる。映画館の下の階が飲食店街という事もある。
(映画を観てから食事とかね)
現在の新宿のシネコンのなかでは最も最初にできたものである。自分も新しい新宿ピカデリーができるまでは夜中も良く来ていた。
自分は2006年にパラオのコロールからその先のペリリュー島もツアー【4人だけだった】で行ったことがあってこの映画はみたかったのだ。
因みに白泉社の漫画は知っていたが読んだことはない。日本製アニメを見るのも久しぶりな気がする。「化け猫あんずちゃん」とか「キメツ2」以来かもしれない。
パラオに行ったのは1968年のリー・マービンと三船敏郎の映画「太平洋の地獄」(唯一2人以外一切人間が登場しない。動物もヤドカリとシャコ貝のみであるハリウッド映画で70mm作品でもある)を映画人生上から3番目に愛する映画であるミー坊はどうしても撮影現場に行きたくて行った場所である。
完全な米国資本(コンバットを作っていたセルマープロダクションが製作)の作品だが、日本人描写の脚本は橋本忍で日米撮影スタッフの内日本人1人が現地に残って住んでいる人がいる。
三船敏郎が撮影中に遺骨を拾って持ち帰ったとなにかに記述があった。とにかく日本人や米国人(テネシー州出身者と言う設定)
の描写がリアルなので嘘が少なく好きなのだ。パラオで撮影されたハリウッド映画はとても少なく本作だけではないかと思われ多くのパラオ人が知る映画である。
このパラオという国のホテルなどの資本は台湾系企業が多い。アントニオ猪木の名前が付いたイノキ アイランドのすぐそばまで
も船でシュノーケリングツアーで行った。ここはかなり深く1m超えの大型シャコ貝がたくさん生息。パラオ共和国は外国人が土地を購入することができないのでイノキアイランドは名前だけで猪木が持っているわけではないが、多くの本で猪木はパラオに島を持っていると書かれている。リー・マービンアイランドもあり、有名人がくると名前を貰っているらしいが名のない島も多々あるからである。
本作のゲルニカの意味が分からず調べると1937年にピカソが描いた絵のタイトルで反戦画のシンボルということらしい。
タイトルの意味の説明がないので知っていないと意味がわからぬ部分はちょっとマイナスかと。
ペリリュー島の滑走路(2006年には草ぼうぼうで使われていなかった)は短くて小さいもので、米軍がこれを使ったかどうかは
よくわからぬが…。パラオのコロール島付近には日本軍がつくった建物などは今も多く残っていた。墜落した三菱製のゼロ戦の残骸にも実際に触れることもできた。
ペリリューには2006年にもこの島には水がなかったので今も水道はないと思う。ペットボトルの水は多めに持っていった記憶アリ。日本軍は雨水を貯めて飲んでいたと考えられるし、昼間に行ったので電気があるのかどうかもわからなかった。
住んでいる島民もほぼいなかった。
パラオと言えば舩坂 弘(=ふなさかひろし=渋谷駅前スクランブル交差点にある書店の創業者でパラオからの34人の生還者の1人)さんの本も持っていたような気もするが、パラオにいったあとで、この人の本を知りそれで、昔この書店の地下にドイツ軍関係などの軍服を売るお店があったこととつながった。
最期の生還者だった茨城県出身の永井敬司さんと言う方も98歳で結構前に亡くなったのでもう生きている人はいない。

この映画は主人公の声を板垣李光人と中村倫也で2人とも好きな俳優である。
この話はフィクションであると思うのだが、
シーンの中で本当は違うのに勇ましく死んでいったという作り話を家族に伝える部分は漫画「はだしのゲン」で
長男が海軍に入り予科練でしごきに耐え切れず自殺した友人の死がうその報告書で両親にその名誉の死が伝えられ、真実を伝えに行った中岡の長男がその友人の両親から罵倒されるシーンを思い出した。まー皆このように良くも悪くも国に騙されていたのだろう。
アニメは3等身の絵で遺体の変化や蝿やうじの描写があったり、米兵は英語話者による声でそれがとてもよかったと思う。
米軍が夜のリクリエーションで映画(キングコング)を観るシーンがあるのだが?電気がないのにどうやって映写機を?とも思ったが
おそらく実際に発電機を用いて映画を観ていたと思われる。
エンドロールの後にも重要なシーンがあったので途中で帰った人が結構いたが残念である。
エンドロールの文字移動のスピードが通常の映画より早いというか文字が揺れて見え読み取れなかったがこういうのは初めてだった。


ここの3番スクリーンの椅子はけっこういい。一回くらい交換したかもである。椅子はリースかもしれない。
この回は70%は埋まっていただろうか。戦争ものも「雪風」に続き、まだお客は入るのだな。
今回のはCGアニメだから実写よりも安く作れたのかもしれないが。
またパンフ¥1000も買ってしまう。A4サイズは管理しやすい。
もう感覚がマヒしてしまっているが1000円までなら買ってしまうものもある。昔300円だったころが懐かしい。
最近のパンフは正直高すぎる。買わずにもう一本映画を観た方がいいだろう。
パラオにいったあとでこんな本も読んだなあ。
生き残った人が書いたものだ。穴に隠れていて火炎放射器で1度に200名ほどが死ぬと書いてある。(事実か否かは不明)
この著者もそうだが、茨城県出身者がなぜか多い。
たしかにペリリューの日本軍が掘った穴の入り口は黒く焼けていて火炎放射器で焼けた跡であるようだった。
穴の中で自分が大量に見たものは戦時中のキリンビールの瓶が大量(何百)に転がっており、(昔のはもっと短い瓶)穴に貯まった水を汲んでいれて置いてあったのかと思われる。

多くの人はドルビーシネマと通常上映のズートピア2を見に来ているのだろう。
この真ん中のヘビのゲーリーがいい奴なんだ。声はキー・ホイ・クワンがやっていた。
ゲーリー ダ(ド)スネークと言う名前で日本流に書くと蛇野ゲーリーという名前であり、(ド)というのはいい家の出という事を強調したいがためについている名前であるので、これは吹き替え版では説明されていないと理解不能だろう。
この日の新宿