●長年玩具業界に携わってきて、60歳で仕事を引退し、毎日のように映画を観て過ごしている千葉のSF映画マニア(家のローンももうない)が仕事を手伝ってほしいと昔からの知り合いに頼まれたというのだが本当はもう働きたくないという。

例え週3日でも今の生活スタイルが崩れるほうが面倒だというのだ。健康保険もすでに国保に切り替えてしまったと。

ただなかなか、いやもう働きたくないんで。とは言いずらいという。

 

玩具の仕事といってもメーカー、問屋、小売と大きく3段階に分かれる。

 

いまはガチャガチャ玩具などもものすごい勢いで売れて補充、小銭回収の人などもほぼ足りないという。(あれはみていてもきつそうだ。中身を間違えたら大変だし)

 

 

ガチャはこういう風に在庫をいれた旅行バッグなどで電車で移動して補充する人もいる。これは大変な作業である。
問屋さん系列の会社がやっていることも多い。

 

 

 

 

好きなことばかりして暮らしていれば(お金があるんなら)ストレスも少なく、当然癌などにもなりにくいだろう。

 

働くとなると多くの仕事の場合、対外的に他者との会話や打ち合わせなどは必須である。それがたまらなく嫌だというがまったく同感である。

 

若いころ(50歳くらいまで)は別に玩具売り場のパートの人に「もっと売れる商品出してよ」とか、「おたくの品ものなんて扱うつもりが最初から、ないんだけれど。」などと言われたところで

クソパート(失礼だがここではわかりやすく書くとこうなる)に何がわかると思っていたが60を超えた現在ではではそういう言葉が表面的にはなんともないがあとで仕事を辞めたくなるほどメンタルに効いていることに気づくのだ。ただ単にそういう言葉がトリガーになっているだけで、パートの人とは実際には関係性は薄い。ただこういう人とかかわること自体が体に悪いというのはSF映画マニアの言う通り。なんにもかんがえずにいっているだけなのだ(もちろんちゃんとした人もいて、こんなことは言わない)

 

 

 

 

 

ここで役所広司の映画「PERFECT DAYS」の話になった。

 

役所広司は本当はお金持ちの家の長男なのだが、安アパートに一人で住んで趣味は¥100古本の読書と白黒フィルムによる写真、カセットテープで音楽を聴く、仕事は渋谷区内の公衆トイレの清掃員である。この仕事が嫌だと思う人が多い事は幸運であり、

基本誰とも話さずに清掃作業をこなせばそれでよいのだ。妹はこんな仕事は止めろとばかりに言うが、あれがまさにパーフェクトデイズであるということであった。

若い清掃員男子にはそれがわからないというシーンもある。

 

●ミー坊は健康志向で新宿のジムスタジオに通い始めて12月で7年になるが本当は運動自体あまりすきじゃない。映画館で映画を観たりしているインドアのほうがずっと好き。

 

ただ車移動が主体のミー坊には有酸素運動や適度な運動は必要でこれらが動脈硬化を遠ざけボケ防止にもなるわけだ。これは70を超えても続けていなければならない。

 

ジムのクラスに1人嫌な女性がいてミー坊の言葉遣いがわるいといちいち文句をいってくる(やや浅いキレ気味)。アーめんどくさい。これはミー坊のせいではなくこの女性が持つ主観的常識がもたらす女性自身が抱えているストレスである。つまり、本当はおいらは関係がない。

常識的に考えて若い女性がこんなおっさんと対等に運動をと思うこと自体があほらしい。一種の精神的障害がある人なのかもしれぬ。(そこまでには見えないが怒る時の言動がややヒステリックで言葉使いが乱暴である)

 

人間は多面性があって、こぎれいな格好をしていてもまったくお金がなかったり金持ちなのにみすぼらしい恰好をしているひとなどさまざまであるのに、そういうことがわからず若いのに固定観念にとらわれている珍しい人である。