月曜に書いた小池百合子さんの学歴詐称疑惑以降、なにやら小難しい文章が多くなってきてしまったので、すこし気を抜こうかと思うが、今度はアカデミックなブルース・リー記事を見つけたのでまた書こうと思う。
 
いま日経夕刊で香港映画(ブルースリー、ミスターブー、ジャッキーチェンもの)について書いている倉田徹(くらたとおる) 立教大学教授(1975年生まれ香港についての研究がメイン)が書いているのだが、この方はブルースリーファンにしてはややお若いがレイモンドチョウについてもまた記述している方だ。
 
くらたという苗字からしてカンフーを語るにはもってこいだ。
 
 

 
結構面白い。ここの見出しにあるスタディーズとは研究という意味のスタディであろう。
 

今回のブログは文章がちょっと小難しくて読むのが面倒くさいという人がいてもそれは全く普通の事であります。偉そうにすみませんが興味のある方、読んでください。
 
 
以前ブログにも書いたけれど
この先生は東京大学での博士号を持っている。これはこの立教大学研究者名簿というものに載っている(立教は名門有名校でちゃんとしてるからこういうページもあり誰もが閲覧可能であるが大学のHPには名簿がない大学もある。そう言う大学であってもサイニーなどの研究者一覧などでも簡単に調べられる)
 
 
因みに日本では博士論文は今はオンラインで公開することが義務付けられている。
それは誰でも読めるので本当の博士であることもこれでわかるのだ。つまり博士は論文が公開されているのであってそれがない人はあまりいないはず。
マー論文まで追わずともニセ博士はわかってしまう。
 
この先生は(ニセではなく本物である) 担当科目の一番下に研究指導 とあるので
基本大学院の学生の指導教員もやっているという事になる。
ちなみに大学院の学生だれもが、勉強はほぼせず基本は各自が自分の研究を行う場所であり、大学は研究機関と呼ばれている。まーそもそもお勉強がすきな人だけが集まっているのでお勉強は既にしてきているというのが近い。
 
入学前にきかれることがあって、あなたのいままでの研究は何ですか?
という質問があるがこの場合の研究の意味は簡単に書くと
「いままでどんな論文や文献を読んで客観的に考えをまとめましたか?」
というのがこの質問での「研究」という意味になる。
 
しかし研究者とオタッキーやマニアの差があるかと言われると大きくは「ない」わけで、さかなクンがいい例だ。彼は国立大学教授なのか魚マニアなのか?
どちらでもOKではないのだろうか。
マニア=十分な研究者である。
 
 
 
 
だからこの先生きっと、香港映画ばっかり見ていたんだろうなとは、推測できる。(見たわけではないのでアカデミックな書き方だとこうなる)
 
 
 
一番上の部分を見てもわかるが立教大学の
法学研究科(=研究科=大学院の事)の博士前期と後期両方を見ているので修士、博士両方の指導教員をやっている偉いお方という事になる。ただ立教の文系大学院はおそらくかなりハードルが、おたかく学生数は、おそらく相当少ないだろうから毎年2人とかか数人しか入れぬような気がするなあ。もう少しおおいのだろうか。(特に日本人は。留学生枠は別にあるが彼らは基本日本でTOEICL&Rを700点以上取っていないと受験資格がないので結構大変だ)通常大学院は去年何人がどこの研究科を受験して何人が合格者かがわかるように公開される。この先生のように文系の博士は大学院で教鞭をとりながら=これが物凄くハードスケジュールでおそらく土日なくはららきずめ=更に自分の香港関連研究をつづけるという人であろう。(自分の書いてる本はそんなには売れない。研究素材目的で大学院に行ってる人位しか買ってくれないから)