「洋画の窓」昔フジテレビ系で夜中にやっていた番組で

この1974年4月23日の新聞の8チャンネルの「スパイ大作戦」

の後0時15分から5分番組。

自分が見始めたのはおそらく1977年ごろで

中1~中3くらいの頃は朝学校(自分は電車通学だったので7時に起きるのではやや遅いくらいだった)が早いのにもかかわらず

夜中1時ごろまで見たいテレビがあるので起きていた。

当時はビデオなんてないから見たかったら起きているしかなかったのだ。特に夜11時55分からフジテレビでやっていた「コンバット!」は本当にワクワクしながら見ていたんだった。

 

中学に入ってからもミー坊は特に勉強をするわけでもなく、学校から帰ってくると平日はせんだみつおの

ぎんざNOWなどのあと、12ちゃんのTV番組視聴のオンパレードだった。ぎんざNOWでは今日のゲストは川崎麻世と天馬ルミ子でよかったあとか、CHAR(このころは歌も歌っていた)がでたーとか、今考えるとどうでもいい事ばかりであった。のほほーんと生きていたなあ。

 

「洋画の窓」というのは洋画配給会社がおそらく特別に編集して作ったTV用の

CMで通常の15秒、30秒バージョンとは違ってたしか2分くらいの長さがあり、それが2本分

放送されるお得な番組でよく音だけを録音し、田宮のプラモを作りながら何度も聞いていた。

TV音声の録音の時代には同性兄弟姉妹のいる家ではチャンネル争いが起きた時代であるが今ではTVの音だけの録音もチャンネル争いも笑い話。(これで殺人事件まで起きた時代であった)どちらもやってる人はこの日本にはいないだろうなあ。やる必要性がなくなったからである。

 

 

なんども録音を聞いていてよく覚えているのはジョージケネディの「狼たちの影」と「遠すぎた橋」の2本。

CMはマーいいとこどりなので見ると劇場に行きたくなるというものだった。

 

もちろんエロイ映画もあって「流されて」とか「ヒッチハイク」なんていう裸がメインのものもあった。

この時代は何でもありだった。「O嬢の物語」なんていうのは中学生にはやや刺激の強いSM色のあるフランス映画だった。「ブラックホール」とか「ガントレット」「ロ-ラーブギ」

何となくだが松竹洋画系が多かったようにも思う。

 

いつのまにか番組は終わってしまったけれど、今はインターネットの時代でなんだってみれるし、劇場で売っているパンフ以上の情報を見ることができるわけで。こんな番組を見るために1時まで起きている中学生なんていたらやばいよなア。