●小林正樹監督の「人間の条件」の1話をすこし再生。

松竹の作るシネマスコープ作品(1:2.35)は「グランドスコープ」と呼ばれていて富士山に松竹映画と出る前にこれが出る。

東宝なら東宝スコープ、東映なら東映スコープで、大映はどうだったか?。大映スコープだったような。

「ラ・ラ・ランド」で最初に出る「CINEMA SCOPE」だが、権利の問題からかこのロゴがまだ使えなかったのだろう。マー同じものである。

 

 

「人間の条件」高校生の時に年末にTVでやっていたのをちょくちょく見ていたが母親(大正14年生まれ)がミー坊がこういう生々しい軍隊ものを見ていると

「あーいやだいやだ、くだらない。あたしゃ一番いい時代を=昭和20年で21歳=戦争で持っていかれちゃって大損した口だ!といって嫌がるのでちゃんと見ておらず」

 

 

 

 

 

自分はややステレオタイプ的(本当にこうだったのかもだが)旧日本軍のこういうシーンは実は観るのが好きで、旧作の「きけわだつみのこえ」とかってまーこういうシーンのオンパレードで、東京帝大の教授先生の設定で二等兵の欣 信三をいたぶる軍人役の俳優はなかなかである。