久しぶりに宝町の長瀬記念ホールOZU(2F)=旧フィルムセンター大ホールに来る。ここでのシニアは65歳からなんでミー坊はまだだ。



 
2021年8月21日に桜田淳子主演の「愛の嵐の中で」を見たのが大ホールは最後だった。地下2階には小ホールがあり、時々稼働、今月は小泉今日子の「怪盗ルビィ」等上映。随分ときていなかったのはチケットを取るのがコンビニに行かねばならず面倒だったからであるが今は通常のシネコンのようにネットでとれるようになっている。

今回は女性映画製作者の特集で本作は女性脚本家の高山由紀子さん(故人)を取り上げ。

DVDはかっこいい写真だが、ブルーレイソフトは高価なのでWOWOW録画で持っている。

チタノザウルスは最後海に落ちるだけで、生死不明。


この作品でゴジラシリーズは一旦製作がおわり、1984年にまた悪のゴジラで復活。
自分はゴジラ対メカゴジラ(沖縄の話)の脚本がすごく好きだが、逆襲はもう少しメカゴジラ2の活躍が見たいとおもう。ただ頭を外されてもまだ
戦える構造だと言うのは素晴らしい脚本だと思う。昔はなんて恐ろしいロボットなのかと思ってみていたなあ。

メカゴジラ2の着ぐるみは綺麗に修復され保存されている。蒲田のイベントで見たなあ。

 
フィルムは傷一つなくきれい。
よく見るといつからなのかスクリーンが新しいものになっている。えらく高級そうなものに見えるねえ。
今回の35mm上映は上映窓が変わらない
ように見えたので多分すべてのフィルムをつないだ1巻状態で上映していたと思われる。
 
やはり、特に昭和ゴジラはスクリーンで見るものである。(見れない人のほうが多いが)
 
チタノザウルスはやっぱなかなかいい味出しているうえ
横須賀で出現した怪獣である。
本当に横須賀で撮影しておりミー坊はそれを小学校4年のときにみんなで撮影を見ているのだ。

この頃はこの撮影場所であるど田舎の長浦町に大型ボーリング場があった。ポートレーンヨコメリという名前だった。ヨコメリとは横須賀メリヤス工業という会社の略だった。あっという間に潰れゲーセンになり、汐入辺りの不良のたまり場となっていった。
その後は建物は壊されてベイスターズ2軍球場に。元々はマルハニチロの捕鯨船が出ていた場所でキャッチャーボート(アバター  ウエイ オブ ウォーターに出てくる捕鯨船のような)が置いてあり、小学校でも見に行ったが、当時小学生の大好物だったクジラ肉を捕る船なので、クジラがかわいそうとかは思わなかった。

 
劇中横須賀の地図も出て、長浦町と出るのだがまさにこれはそこで撮影されている。

まさにここが長浦港の入り口。ドラム缶が積み上げられているが現在は綺麗だ。この辺はJR田浦駅が近いのだがとにかく何もない。

戦時中はここが海軍軍需部で海軍の物資(魚雷など)を置いていた倉庫があり、現在は相模運輸という民間企業が当時の倉庫を今もそのまま使っている。更に箱崎という島(今は米国の管理地で日本人は従業員以外行くことは出来ない)がありそこは船舶燃料を置いていた場所で現在は米国海軍が弾薬庫などで島を使っている。

第2次大戦のときに、ここのすぐそばには帝国海軍魚雷学校というエリート海軍軍人が行く学校があった。魚雷学校とはなんとも恐ろしい名称だ。

左右に見える巨大倉庫。今もある。

深海艇は基本横須賀の追浜(おっぱま)という場所に通常はあって今も「しんかい」という名前の船でそこも近いのだが(多分戦前から国の土地だったと思われる。追浜には零戦格納倉庫もあり駅前は滑走路だったので海まで道が真っ直ぐなのは今も誰が見てもわかる貴重な資料である)

チタノザウルスが現れる場所はまさしく長浦港である。深田サルベージや相模運輸倉庫なども出てくる。現在は海上自衛隊が半分くらいをつかっている。広い場所なので、平成仮面ライダーシリーズやあぶない刑事などでも出てきた場所だ。


 
ただここに東京から撮影しに来る必要があったかとおもうが、今なら都内で似た場所でやるだろう。青海など品川近くで似ている場所はある。エキストラと言っても顔を知る子役もいて撮影後にバスで大勢帰っていき手を振ってくれていたのも覚えている。ケンちゃんシリーズに出ていた2人はセリフまである。


 
 
 
 
 
長瀬産業=今のIMAGICA(=コダックフィルムの輸入元)から支援を受けているからこの劇場の名前が変わったのだったが、銅像まで設置。
 
先だって亡くなった高山由紀子さんは公募でメカゴジラの逆襲のシナリオが当選してデビューしたということだった。