古い作品なのでネタバレ有。(古ければ良いということではないけれど)
 

本作品(午前10時13)はA、Bチームなく新宿も池袋も同じ映画を上映している。
TOHO新宿1よりTOHO池袋1のほうがスクリーンも大きく音もよいと思うのでわざわざ家から遠い池袋で見る。
池袋は、ほぼほぼ午前10時は100%この1番スクリーンでやるようだ。つまらぬがマー仕方がない。(朝はすいてるからでっかいスクリーンのところでかけてくれれりゃいいのにな)
 
カサンドラクロスはヴィスタサイズ。
 
今、大人になって(ていうか来月から60歳超えでシニア料金で見れてしまう。行かないかもだが月に4回新宿区の銭湯が無料になる)この映画を観ると、劇中、指揮をとっていたバートランカスター扮する大佐も女性の医者も最後には合衆国政府に消される運命だということなのだろう。カサンドラ鉄橋は渡れないというのを知っていて感染者全員抹殺を命令されているというものだ。
最後に少佐から飲みに誘われるも断る大佐は自分が狙われることに気づいているのだろうか?
観ていて思ったのは会社のくびきりやくの役員。
 
 
首切り役人も首を切られる=死刑執行人もまた死す=のようなことは現実の社会でも耳にする。
中堅の上場会社なんかであるのは
50代の年配者にやめてもらうために1年くらい前から人事部に首切り役人を命じられた人物(役員)を送り何人もの首を切ってもらうが、この役人も多額の退職金をもらって最後はやめる(本人も首を切られるというシナリオで行われるが一応、隠れて別の会社にはなしがいっていてそこで働ける代わりにというような内容が多いかも)
そうしないと気付かない1部の人間が首を切った役人役を恨んだりするからである。
本人も首を切られるのなら自分らと同じだね(退職金の額が違うが)というわけだ。
旨い日本の仕組みだななんて思っていたが1976年のこのカサンドラクロスでもうすでにやっていたのか。
 
あーいやだいやだ。こうやって会社に一生利用されて生きるのがまー会社員というわけだろう。
それでいいという人も、それがいいという人もいた。
60になるともはや、そういったことすらばかばかしく聞こえ、自分はかかわりたくないなと思う。
 
嫌な仕事はやらない、受けない、気が合わない人とは付き合わない=一緒に仕事しない=相手にもしない(会社員でもこれがなんとなくできるようになっちゃうんだよな)
というのをモットーにおいらの60歳はスタートするのだ。
 
何となくだが、映画(館)と温泉(宿)とかっこいい車があればもうそれでいいような。まさに1日でそれが出きるのが平和島ビッグファン、京急がやってる遊びの施設で映画館と温泉(黒湯)もあり1日ビルから出ずに焼き鳥屋もある。
 
 
 
 
このシーンはおそらくマーティンシーンが列車の外に出る特撮シーンで一瞬腹の部分に傷が入る
そのことだと思う。
 
 
 
左の女性はアンターケルで当時はリチャードハリスと結婚していた。
ミー坊はこのビキニショーツのシーンが大好き。似合う。
右の男性は当時けっこうな人気のあったイタリア人俳優のレイモンド・ラブロック(故人)
 
研いだあとの米のうえで咳をするシーンは日本人的には嫌だわなあ。炊いた米を食べた婦人が発病するが、100℃程で炊いてもウィルスは死なないのだろうか。
 
 

ロードショー1977年2月号はカサンドラクロスの特集
 
こういう劇画がのっている(話は結末まであるが、当時はとくに問題にならず読んでから見に行っていた人も多いのでは)
 
当時の劇場上映番組はこうだ。
カサンドラクロス 初公開当時は日本ヘラルド映画配給でキングコングの東宝東和に対抗するも銀座での
上映館はカサンドラが日比谷映画、キングコングは有楽座でどちらも東宝の直営館でどっちに人が流れても東宝は儲かるということだったようだ。あとは地方での公開が勝負。(地方の劇場の総数のほうが圧倒的に多いから)
 
新宿はグランドオデオンで(いまの歌舞伎町アパの場所にあった)「カサンドラ~」
すぐ先の新宿プラザで「コングコング」の上映をしていた様子。
 
 
地方では「キングコング」+「がんばれベアーズ」対
「カサンドラクロス」+「ラストコンサート」(ヘラルドが製作していた和製イタリア映画)
どちらも相当なお客が入ったと思うがミー坊は中1だったので断然キングコング派だった。
 
今回のカサンドラクロスはなんと東宝東和配給である。