お前の方こそ


この映画で江原と渥美清が砂浜で取っ組み合いのけんかになり 
「お前の方こそ加害者じゃないか!」
やや丁寧すぎて喧嘩の最中に言うことばではないきもするが。
 
この悪役の江原のいうセリフも一理あるナアなどと高校生の時に初めて見て思った。
 
 
音楽が小室等さん。これが心に残る
メイン出演者のほとんどの人が亡くなっているが森次浩二だけは健在だなあ。
 
この手の映画に出てくるセリフ
「それならそれでいいじゃありませんか」
つまり戦死した状況がどうだったとか(実際には見た人にしかわからないから)で
勇敢に死んだかみじめに死んだかで、彼は勇敢に戦って死んだときいた妻が大体納得しない
で元戦友にこのように言われるときのセリフ)
こういうことって多かったんだろうなあ。
いや今でも多いかも。

本当は納得の行かぬ事でも、20年もしたら他のことの方が大事になって納得しないまま過ぎて行くことが多いんだろうなあ。戦後20年だったら今よりもっと早いスピードで忘れて行かないと生きては行けぬ。