マットデイモン主演の2022年1月公開の映画「スティルウォーター」有楽町のシャンテシネでやっていたのは知っていたが
随分と地味な作品でありWOWOWで放送したのは9月30日と随分と早く録画していたが消してしまおうと思っていて最初の5分を見るとけっこう引き込まれていく内容である。
 
結局断片的にだが、最後まで見てしまった。こういった米国映画も最近ではなかなか一筋縄では結末がわからぬよう工夫して作られている。

58歳のミー坊はここ数年どうやらこういった作品を好むように趣向が変わってきているのだと再確認。
こりゃあかなり面白かった。消さないでよかった。名作。どの辺りがそう思うのかは以下に。
 
 
無実の罪(ルームメイトの女性を殺害した罪で懲役10年の刑でフランス、マルセイユの刑務所にいる)これを
救いに行くのが父親のマットデイモンふんするガテン系のお父さんだ。スティルウォーターとは米国オクラホマ州にある町の名前らしい。
 
ここまでだとまるで女性版「ミッドナイトエクスプレス」(トルコの刑務所)や「ブロークダウンパレス」(タイの刑務所)
双方とも米国人が外国で不当に投獄され救出するといったお話である。
 
今回の作品であるが
1米国人がフランス人をどう思っているか?フランス人が米国人をどう思っているか?
2.フランスで英語は通じるか通じないか?(映画の中ではほぼ通じない)
劇中英語がわからないのにわかるふりをする弁護士まで出てくる。このシーンがすごくいいと思った。(その逆の人も出てくる)
ただしフランスに住むフランス人がフランス語しか話せないのは基本的なことであり英語がわからんのかと言って怒るデイモンのほうがエゴイストである。
 
3.米国の田舎町とフランスのマルセイユ(ここが都会なのか否かなのかは不明)の共通点
 
みー坊が中学生くらいのころ(1976年ごろ)女優のジョディ・フォスターがフランス系の高校にかよっているというような(本当はわからない)記事を見つけ日本でいえば日本人なのにアメリカンスクールに通っているという人と同じなのかなと思っており、それは割と米国人から見てもうらやましい事だったのかとおもっていた。フランス語を話せる米国人は尊敬されるのだろうかと思うがカナダに住んでいるフランス系カナダ人は尊敬されるのだろうかと?
 
「パルプフィクション」でもフランスのマクドナルドは米国のそれとは違うというせりふがある(内容は結構出鱈目)
つまり米国人はフランスに対してあこがれを持っているというようなイメージがあった。
 
この映画を見るとフランスがさほど裕福ではなくスラムもあって米国人にとってもさほど居心地のよくない場所として描かれている。まさに多くの移民を受け入れている国である。日本でいうならば群馬県の太田あたりのブラジルからのスバル工場の労働者が多く住む町のようなものかもしれない。
 
 
フランスにも中華レストランがあるっぽい。